
相撲界に新星・宇良和輝
とても面白い力士が誕生しそうです。彼の名前は、宇良和輝(うら かずき)。
2月12日、木瀬部屋への入門会見を開きました。
宇良和輝は、1992年6月22日生まれの22歳、大阪府寝屋川市出身で、現在は関西学院大学の4年生です。
彼のどこが面白いのか?
“百聞は一見にしかず”
まず、以下の動画をどうぞ。
動画で見る宇良和輝
第89回全国学生相撲選手権大会 撞木反り(『居反り』かと思います)
第51回全国選抜大学実業団対抗和歌山大会
どうでしょう? 小兵ながら豪快な技の連続です。
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力士としての可能性
宇良和輝は、4歳から相撲を始めましたが、小学3年生からはレスリングも習い始めました。その影響で、ご覧のように強靭な足腰と豪快な投げ技を相撲の取組みにも生かせるようになりました。
身長は現在172㎝。22歳という年齢を考えれば、もう伸びることはないでしょう。
過去の比較的小さな横綱で見てみると、大横綱・千代の富士は、183㎝、北勝海は、181㎝、三代目の若乃花(花田)は180㎝と、他の力士から比べると小さくとも180㎝は超えていました。
以前、“技のデパート”として活躍した舞の海は、身長170㎝でした。現役の力士では、豊ノ島が168㎝です。
角界入りしてからは、当然今までとは比べものにならないくらいの強者が、対戦相手になります。
この取り組みのように、どっしり構えられて、両まわしを取られ潰されてしまうと、手も足も出ないということになってしまいます。
彼の現在の体重は、107㎏なので、もう少し体重は増やしていくのではないでしょうか。腕(かいな)力をつけて、懐に飛び込む取組みも必要かと思います。
木瀬親方は現役時代、肥後ノ海として活躍し、最高位は前頭筆頭でした。
親方の方針が、力士の自主性に任せて、のびのびと過ごさせるという事なので、宇良和輝の個性を充分に発揮できる環境となるかもしれません。
昨年の全国学生個人体重別選手権で無差別級3位。「難しいと思うが、2年で関取に昇進する高い目標を掲げてやっていきたい」と語っているので、来年度からの活躍に期待したいです。