クリス・ハートの「home」は、なぜ感動するのか? J-POPへの深い思い。

 

歌手のクリス・ハートが、
日本国籍取得を目指しているというニュースがでました。

クリス・ハート2

 

クリス・ハートの歌に、人はなぜ感動するのでしょうか。

そこには、日本への愛情、J-POPへの情熱があるからではないかと思います。

 

 

彼がテレビ出演する以前のエピソードを、
ボイスビルダーの阿部あかねさんが語っています。

 

それは、東北での大震災(2011年)があった直後の話です。

それ以前から、レッスンで阿部さんの所に通っていたクリスでしたが、
多くの外国人が母国に帰っていく中、

阿部さんが「帰らないのか?」と問うと、彼はこう言いました。
「帰らないよ。日本が大変な時だから」

そして一所懸命にレッスンに励んでいたそうです。

VOICELABO☆ビルドアップDIARY(ボイスビルダー阿部あかね)

 

クリス・ハート3

クリス・ハートは、2012年3月に、

日本テレビ『のどじまん ザ! ワールド』に出演、優勝して
注目を浴びた人物です。

 

その際に歌った曲「home」では、
多くのゲストが涙していたのが印象的でした。

クリス・ハート「home」

 

そのおよそ一年後、
2013年4月にはメジャーデビューを果たすことになります。

 

米国サンフランシスコのベイエリア出身のクリス・ハートが、
日本に触れるきっかけは、中学生の時のことでした。

外国語の授業で選択したのが日本語、
13歳の夏休みには茨城県新治村(現土浦市)に、
ホームステイで2週間滞在しました。

その時に接してくれた日本人の優しさに感動したといいます。

 

帰国後も日本を知るにつれてどんどん興味が湧いていきました。

その中心が、J-POPでした。

JPOP

 

もともと、両親がバンドをやっていたので、
家には色々な楽器が置いてあり、音楽は生活の一部でした。

ケーブルTVで日本の音楽番組「HEY!HEY!HEY!」も毎週見ていました。

 

その頃は、歌手になりたいという思いではなく、
純粋に日本に住みたいと思うようになっていきました。

そして、2009年ついに日本への移住を果たします。

来日して最初に就いたのは、自動販売機の営業の仕事でした。

 

仕事をしながらも好きな音楽活動を趣味感覚でしていたクリスは、
youtubeに動画をアップしていましたが、

それがきっかけで現在の奥様である福永瞳さんと出会います。

クリス・ハート4

 

そして、その福永さんとのデート中に銀座で、

NHKのディレクターの街頭インタビューを受け、
その縁から歌番組のTV出演につながっていきました。

 

日本に来て、その文化を知り、
クリスは歌手になりたいという思いが強くなっていきました。

 

彼曰く、日本と米国の音楽の違いは、歌詞にあるそうです。

米国のポップスは、リズムとかっこよさが大事で、
あまり意味のない言葉を使っても問題なし。

J-POPは、言葉やメッセージに込められた歌詞が、
楽曲において重要な位置を占めているので、
歌手の伝え方(歌い方)が大切だといえます。

 

『ゆず』や『コブクロ』の歌に、皆が泣いているのはなぜなのか?

ゆず コブクロ

 

彼は、そこに歌詞の意義があるからだと気付いたのです。

 

 

クリスは言います。

クリス・ハート5

僕には歌うことへの考え方があります。

「言葉」を歌うか、「気持ち」を歌うか。ぼくは気持ちを歌いたい。
きれいな言葉で正しいメロディで歌うだけでなく、
その曲が持っているストーリーを歌いたい。

日本の歌にはそういう曲がとても多くて、益々好きになったんです。

だから日本の歌は自分の歌唱力を自慢するような歌い方より、
歌詞のストーリーを邪魔しないよう
丁寧に歌う方がいいと思っています。

iss国際交流センターHPより引用

 

現在の日本の歌手で、

これだけ日本と日本人を愛し、その文化に敬意を表し、
真心をこめて歌を歌う人がどれだけいるでしょうか。

日本と日本文化に影響を受けた米国人の姿を通して、
学ばされるものがたくさんあることを感じます。

 

最後にプロになってからの「home」をどうぞ。


 

 

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