救急車の有料化が議論される理由(なぜ?)が知りたい

10年以上前から救急車の有料化が議論になっていますが、現在も救急車は無料で利用できます。

なぜ、救急車を有料にしようという考えがでてきたのでしょうか。

救急車出動件数

平成26年度版の消防白書によれば、平成25年中に救急車が出動した件数は、全国で590万9,367件です。

もの凄い数です。

1日平均(÷365日)にすると、1万6,190件ですので、更にその件数の多さがわかります。

 

1日で、1万6千回以上ですよ!

救急車

ちなみに、全国の消防本部における救急車の保有台数は、予備車を含めて6,114台です。(平成26年4月現在)

 

Sponsored Link

救急搬送者の状況

事故種別では、圧倒的に急病の割合が多く約65%で、以下、一般負傷が約15%、交通事故が10%弱になります。

特に問題になるのは、本当に救急車で搬送されるほどの重症なのかというところです。

 

『傷病程度別搬送人員の状況』によれば、軽症(傷病程度が入院加療を必要としないものをいう)は、49.9%で約半数がその範疇に入ります。

 

ただこの数字だけを見て、「何だ、全体の半数は軽症なのに、救急車を呼んだのか!」と怒るのは早計かと思います。

 

交通事故

 

例えば、交通事故の種別で見てみると、搬送者の76.9%が軽症区分です。 この人達の多くは、自分で救急車を呼んだわけではないでしょう。

救急隊員が病院での処置が必要と判断し、結果的に救急車で運ばれ、応急処置をしてもらって帰宅するパターンかと。

 

その軽症者人数は、40万7,054人ですから、単純にこの人数を軽症から引いて、全体人数で割ってみると、42.3%(7.6%減)になります。

 

次に、急病で搬送されてきた(結果的に)軽症区分者は、49.1%です。

これも例えば、貧血や熱中症で倒れて搬送されてこられ、安静と点滴の結果、入院せずに帰宅すれば、軽症の区分に入るのでしょう。

熱中症

「すぐに救急車を呼ばずに、もう少し安静にして、水分(イオン飲料等)補給をしてから判断しろ」と言いたくなる人もいるでしょうが、素人が不安・心配から安全策を取ろうとすることを、全面否定はできません。

難しいところです。

 

悪質なケース

問題は、悪質なケースです。

ダメ!

 

例えば報道などによると、

『病院に電話をかけてもつながらないから呼んだ』

『足の軽症でいったん病院へ行ったが、混んでいて2時間待ちのため、自宅に帰り救急車を呼ぶ』

『救急車がかけつけると、入院の準備をして自宅前で待っていた』

というのがあります。

 

結局、一握りの非常識な救急車の使い方をする人がいるせいで、緊急を要する人が後回しになってしまう事がありえるわけです。

救急車は地区で限られた台数しかありません。 軽症とわかっていて、でも早くみてもらえるから呼ぶ人も実際いるようです。

 

社会生活の中で、非常識で迷惑極まりない事をする人は、一定割合必ずいますが、このケースは、命にかかわる問題です。

何かしらの罰則なり、一部の有料化なり、やはり対策は必要な時期に来ているのではないでしょうか。

 

Sponsored Link

救急車を呼ぶべきか困った時は

タウンページの見開きに、『緊急情報案内』があります。

この上段に、<救急車を呼ぶべきか困った時は>という欄があり、消防庁救急相談センターや民間救急コールセンターの電話番号が、載っています。

救急相談センター

HPもあります。

救急相談センター(東京)

※都道府県・地方自治体によるので、検索を。

 

消防庁救急相談センターに電話してみた

以下、余談ですが、私も先日、消防庁救急相談センターに電話しました。

 

子供が空地で遊んでいて、植え込みのレンガに脛をぶつけて、パックリと脛が割れてしまったからです。

5cmくらい切れてしまっていたので、縫う必要があるだろうと素人判断したわけですが、果たして何科に行けばいいのかわかりません。

疑問

外科? 形成外科? 整形外科?

 

土曜日の午後とあって、選択肢はあまりなかったのですが、近くの形成外科が開いていたので電話して状況を説明すると、「うちでは、対応出来ない」という返答でした。

それで仕方なく、救急相談センターに電話したわけです。

傷の大きさや程度、出血の状態を聞かれ、そしてたぶんここが重要だったと思いますが、子供の表情(唇や顔の色)がどんなふうかという事を、確認してきました。

 

救急相談センターでは、近隣の救急総合病院を3軒教えてもらい、タクシーで一番近い病院に向かいました。

ちなみに、その日のうちに部分麻酔で9針縫い、翌週の月曜日と土曜日の2回、傷の状態確認をしてもらい、怪我をした2週間後の土曜日に抜糸を行いました。

結局対応してくれた科は、形成外科でした。

 

まぁ、これくらいなら救急車を呼ぶか呼ばないかは、あまり考えないケースかもしれません。

 

Sponsored Link

SNSでもご購読できます。

関連コンテンツ

コメントを残す

*