三世代同居のメリットとデメリットを考えてみると。

三世代同居の現状

一昔前、地方の田舎では当たり前だった三世代同居。我が家も例にもれず、三世代同居でした。

三世代

現在はどんな状態なのでしょうか?

平成22年(2010年)の国勢調査によると、全国の総世帯数は、約5,184万世帯で、そのうち三世代世帯は、366万世帯になります。これは割合でいうと約7.1%にあたります。5年前の国勢調査では、7.4%でしたので、確実に少しずつ減ってきています。

日常生活に、嫁姑の関係を持ち込みたくないと、同居するのを敬遠する人が多くなっているのが、大きな原因だと思います。私の知人も、一旦は同居したものの、嫁姑関係がうまくいかず、数年後には若夫婦が家を出て、マンション暮らしを始めました。

三世代世帯の割合も、都道府県別でみると、だいぶ差があるようで、割合が高い山形県は、21.5%で、最も低い東京都は、2.3%でした。

 

三世代2

【割合が高いベスト3都道府県】

1.山形県 21.5%

2.福井県 17.6%

3.秋田県・新潟県 16.4%

【割合が低いワースト(?)3都道府県】

1.東京都  2.3%

2.鹿児島県 3.2%

3.大阪府  3.6% (4.神奈川県 3.7%)

 

東京都や大阪府の大都市圏では、就学・就職の為に単身で上京してくる人が多いですし、他の理由としては、物価高の住宅事情なども影響しているのでしょう。同居するには、それなりの広さの住居が必要です。

鹿児島県が低いのは意外でした。これは、扶養や相続に関して独特な伝統が影響しているようで、同居する割合は低くても、都会とは違って近隣に居住する割合が高いようです。

これは鹿児島県に限った事ではないでしょうが、同居はせずとも近隣に居住するいわゆる“ 近居 ”の世帯は、結構いるようなきがします。

 

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三世代同居への政府支援

【国交相  “3世代同居の住宅政策” 急ぐ】

石井国土交通大臣は就任にあたって行われた報道各社とのインタビューで、少子化対策のため祖父母・親・子どもの3世代の同居などを促進する住宅政策について、「早期に実施が可能なものは着手したい」と述べ、具体的な取り組みの実現を急ぐ考えを示しました。  <NHK NEWS Web 10月10日>

この発言は、安倍内閣がすすめる少子化対策や子育て支援によるものです。

平成27年3月20日に、閣議決定された『少子化社会対策大綱』では、「きめ細かな少子化対策の推進」として、“三世代同居・近居の促進”という内容があります。

少子化社会対策大綱(概要)

そこには今後の施策として、

「家族において世代間で助け合いながら子や孫を育てることができるようにするため、三世代同居・近居を希望する方がその希望を実現できるよう三世代同居・近居を支援するための優遇策等の方策を検討する」

とあります。

地方自治体(新潟市、神戸市など)では政府に先駆けて、同居や近居する世帯に対して、補助金・助成金を出しています。

   『少子高齢化の対策に、政府は何をしているか?

 

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三世代同居のメリット

同居とまではいかずとも、近居する世帯が増えていけば、祖父母が子育てや家事を手伝ってくれます。安心して子育てができる環境が整えば、保育園の依存度(時間外、病気対応)を減らしていくことができます。子育てを一人で抱え込んでいた母親の心の負担の軽減にもつながります。

ガッツポーズ

それにより、もう一人産み育てようと考える夫婦も増え、少子化問題も少しずつ改善していく可能性が広がります。合わせて、女性が社会で活躍する環境も増えていくでしょう。祖父母にとっても、更に高齢になっていった時のことを考えれば、近くに子供達がいてくれることは心強いかぎりです。

   『日本の少子高齢化問題の現状・原因

 

ちょっと、良いように考えすぎでしょうか?

 

一つ言えるのは、近居ができそうな世帯は、すでにそうしている可能性が高いという事です。

私の別の知り合いは、「娘(既婚&子供あり)が、近くにいるから土日はいつも来て困るのよぅ」と言っていますが、「困る」といいつつ、嬉しそうに話しています。

我が家でいえば、群馬県と大阪府が出身地なので、ちょっとくらいの助成金が出るからといって、今から簡単に、近居しようとは考えられません。

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政府や自治体が提供してくれる助成金は確かにメリットではあります。ただそれ以上にメリットとなるのが、二世代による子育ての喜びの分かち合いであり、祖父母の懐の深い愛情により孫に与える好影響ではないでしょうか。

現在の高齢者は経済的に余裕のある人達が多いので、孫を通じてお金が流れ、日本経済の活性化につながるというメリットもあります。 もちろん若夫婦にとっての経済的支援は大きいです。

 

三世代同居のデメリット

デメリットを上げれば、舅姑との人間関係の煩わしさでしょう。

ため息

昔は、“嫁いびりの姑”と“それに耐える嫁”という構図でしたが、今そんなことは通用しません。 そんな関係ならば、離れて暮らした方がいいと考えるのが、現状です。

一つの方法としては、同居・近居するなら妻の両親とするという手もあります。 これなら、家事や子育ての手伝いも頼みやすいです。 ただ、家を継ぐことや相続問題もあるので、夫が長男であれば、そう割り切れるものではないでしょう。

一番良いのは、嫁が姑に対して甘え上手になることかと思いますが、これは男性側の身勝手な意見かもしれません。

 

人間関係の煩わしささえ越えていくことができれば(それが簡単ではない)、三世代同居はメリットだらけということでしょうか。

 

 

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