『イクメン』が嫌われる? 育児と夫婦のあり方を考えてみる

 

『イクメン』という言葉に対して、
良いイメージを持たない(嫌いな)人が結構いるようです。

 

・イクメンごり押しの風潮がどうしても好きになれない

・良い父親、良い夫を演出するためにイクメンという言葉を使いたいだけ

・少し手伝った程度で、イクメンというのは恩着せがましい

・イクメンという言葉の軽い響きやブーム的な扱いには、抵抗を感じる

などなど。

 

 

『イクメン』とは、「子育てする男性(メンズ)」の略語です。

 

いつからこの言葉が使われるようになったのか調べてみると、

『イクメンクラブ』という
父親を中心とした有志が集まって立ち上げた団体が、初めのようです。
(代表理事は博報堂社員なので、ただの有志ではないかと…)

NPO法人 イクメンクラブ

 

イクメン2

 

2011年から、10月19日は
『父さん(10)、育児(19)』で「イクメンの日」になりました。

この記念日はどこが決めているのかというと、
一般社団法人 日本記念日協会です。

 

1991年、正式に発足した日本記念日協会では、

団体・企業・個人が独自に記念日を登録したいと考えた場合、
申請を受付けして、申請内容を審査後に正式に記念日として、
認定しています。

 

「イクメンの日」を申請したのは、
イクメンオブザイヤー実行委員会という組織です。

 

実行委員長は、おちまさと氏(プロデューサー)ですが、

2011年から毎年行われている「イクメン オブ ザ イヤー」の後援に、
厚生労働省が入っている点や、

「厚生労働省委託事業 イクメンプロジェクト」の特別協力を
イクメンオブザイヤー実行委員会が受けている点などを考えると、
ほとんどのお膳立てを、厚労省が行っている氣がします。

 

イクメンイヤー

 

2010年、当時の長妻昭(民主党)厚生労働大臣は、

男性の子育て参加や育児休業取得の促進等を目的とした
『イクメンプロジェクト』を実施していきます。

 

当時の広報内容の文言には

「昨今は育児を積極的にする男性『イクメン』が
話題となっておりますが、まだまだ一般的でないのが現状です」

とあります。

 

まだイクメンという言葉やその実態が広がっていない時に、
厚労省が先導していったのが見てとれます。

【育児を楽しむ男たちが社会へ発信!新プロジェクト始動】

 

こういった政府方針(下心?)が先にあって、
イクメンという言葉が祭り上げられていった結果が、

ある面ネット上では、
マイナスイメージ(嫌い)として捉えられているのかもしれません。

 

厚労省としては、男女共同参画の観点からも、
育児支援の点からも今後、
イクメンキャンペーンは続けていくでしょう。

イクメンプロジェクトサイト(厚生労働省) 

 

育児

 

ここでちょっと育児について考えてみると、

何事においても制度や仕組みを作ることは大切ですが、
その事案に対する考え方・思考をどう持つかという事が、
中心になるべきです。

 

当然のことですが、育児は母親だけがするものではありません。

父親として育児にどう関わっていくのか。

 

妻・子への愛情を、
育児を通して自然に表現していくのが、
『イクメン』としての理想ではないでしょうか。

 

 

当たり前と思ってしまう事が、
人間関係・夫婦関係をおかしなことにしてしまいます。

 

「夫が仕事をするのは当たり前」、

「妻が子供の面倒をみるのは当たり前」

 

 

当たり前

 

 

残業で帰宅が遅くなった夫が、
疲れた表情や態度を見せるより先に、

まず昼間の妻の子育てに対して、
労いの言葉をかけたら妻はどう感じるでしょうか。

 

子育てで泣きそうな一日を過ごした妻が、
家族のために頑張って仕事をしてきた夫に、

愚痴をこぼす前に、
「遅くまで、本当にお疲れ様でした」
と言ったら、夫は妻にどんな態度を取るでしょうか。

 

お互いが支え合い、理解しようとする心があって、
その土台の上に、それを支援する行政の施策があってこそ、
よりその施策が生きてくるはずです。

 

結局、イクメンという言葉にとらわれるのではなく、
子育てを前向きにとらえて、
楽しく、夫婦・親子ともども成長していける場と
考えたらよいと思います。

 

 

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