清原和博は、反省し、更正できるのか?

清原和博被告の初公判

清原和博被告の初公判が本日おこなわれました。

あれだけ偉大な野球選手の転落人生、悲しさ虚しさを感じます。 息子を誇りに思っていたであろうご両親の現在の心情を思うと、私も人の親として、心苦しいです。

清原和博2

初公判で、清原はすべて罪を認めました。 判決後、いかに更生していくかが問われます。

 

「反省させると犯罪者になります」

意識して手に取ったわけではありませんが、たまたま今読んでいる本が、今回の清原の問題とリンクする内容でしたので紹介します。

 

【反省させると犯罪者になります】著者:岡本茂樹

反省させる

題名を見て、「えっ、どういうこと?」と疑問がわきます。

『まえがき』の冒頭部分を読んで、「悪いことして、反省させないって、変でしょ!」と、反発心がわきます。

 

奇をてらってつけた題名? 「私は独自の観点から物事を見てます」的な、独善的な中身のうすい内容?

読み進めるうちに、岡本氏の言いたいことが理解できるようになります。

 

著者の経歴をみてみましょう。

中学・高校の教員をつとめた後、武庫川女子大学大学院臨床教育学研究科博士課程を修了し、現在、立命館大学で教授をしています。 そのかたわら、刑務所で同じ過ちを繰り返す受刑者の更正支援も行っています。

 

刑務所内では、更生教育が行われますが、基本的には罪を犯したことを反省させ、社会に復帰させることを目的に行われます。

「何を当たり前のことを」と叱られそうですが、岡本氏いわく、「反省を迫った結果は、反省する態度がうまくなるだけにすぎません」 となります。

反省

犯罪者の言い分

『死刑絶対肯定論』を書いた無期懲役囚の見達大和氏は、その著書の中で、凶悪犯罪を犯した懲役囚のほとんどが反省していないと言いきっています。

強盗殺人を犯した者の言い分は、「(被害者が)突然帰ってこなければ、殺さずにすんだ」というあまりにも身勝手なものです。 それでも刑期が満了すれば、そういった人達も出所していきます。

正に、反省したふりの数十年をすごし、何も変わらないまま社会復帰をはたすわけです。

 

(反省すべき)その行為にいたった不満や怒りをそのままに、反省の態度で誤魔化しても、結局その根の部分が残る限り、もっと大きな問題を起こす可能性があるといいます。 せっかく社会復帰しても、また罪を犯し刑務所に逆戻りするのは、そこに原因があります。

また、「自分が弱かった」「自分が甘かった」という反省でも、問題解決につながりません。 内面と向き合うところから始めていないからです。

心と向き合う

反省させずに、心の声を聴く

では具体的にはどうすればいいのか?

「反省させない方法が、本当の反省をもたらすのです」と岡本氏は言います。

 

罪を犯した者の本当の声(本音)をまず、聞いてあげること。 それは手紙という形が有効です。 その怒りや恨みと向きあう事で、はじめて次の感情が生まれてきます。

更に、幼少期の家庭環境や教育、人間関係までさかのぼって、なぜそういう思考になるのか見つめることで、根本的な問題解決につながっていくといいます。

 

こういう過程をへずに、反省を表明しても、世間や相手(被害者)に対して、更には自分自身に対しても反省した気になっているだけという可能性が大です。

そう考えると、清原が現在『反省』していると言っているのは、それはまだ、『後悔』というレベルのものかもしれません。

 

岡本茂樹氏のような人が、清原の更生に手助けしてくれないものかと思いつつ、Wikipediaで調べてみると、2015年6月28日で亡くなっていると書かれています。 京都新聞によると、脳腫瘍のため自宅で死去ということです。 56歳という若さです。

他人事ながら、ちょっと力が抜けました。

 

佐々木主浩

幸いにも元プロ野球選手の盟友・佐々木主浩が、清原の為に弁護側の情状証人として法廷に立ち、今後、清原の更生にもサポートすることを約束しました。

もう一度、幼少期・青少年期の自分をかえりみながら、表面的ではない本当の意味での反省をして、悪い人脈を絶ち切り、更生していってほしいと思います。

 

 

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