ブルーインパルスのパイロットになるのは難しい?

 

だいぶ前に、ブルーインパルスの映画を観てきたこと書きました。
⇒『ブルーインパルス 絆-再びの空へ

 

ブルーインパルスのパイロットの勇姿を見れば、多くの人が、格好いいと憧れの思いを抱くことでしょう。
ブルーインパルスのパイロットになるのは、相当難しいことと、容易に想像がつきますが、実際はどのような過程を経て、パイロットになるのでしょうか?

ブルーパイロット2

 

自衛隊のパイロットになるための最短コースは、『航空学生』になることです。
募集要項は、高校を卒業(または同等の学力)していて、21歳未満であること。
毎年9月に第三次までの試験が行われ、筆記試験や適性検査でふるいにかけられます。

航空学生になると、約2年間の基礎教育(主に座学)を受け、航空学生終了後に2年間の飛行訓練、さらに2年間の教育訓練後に部隊に配属されていきます。
このトータル6年間の最後の教育訓練(2年間)前に、戦闘機パイロットやヘリコプターパイロットなどそれぞれのコースごとに各部隊で訓練を積むことになります。

 

航空自衛隊には、2015年3月31日現在で、43,099人の隊員が配属されています。
(平成27年版 防衛白書より)

航空自衛隊

具体的な戦闘機パイロット数は、防衛秘密事項ですので、わかりませんが、戦闘機パイロットは、なりたくてなれるというものではありません。
やはり適正というのが重要視されます。マッハの速さに耐えられる身体能力があって、はじめてパイロットになれるのです。

そこから操縦訓練を積んで、一人前の戦闘機パイロットになります。
ただ、戦闘機希望者の半数以上は、戦闘機パイロットになれると、一般の人からの質問に自衛隊HPで回答しています。
これは、戦闘機パイロットになりたいという志を持って様々な面で努力しているような人であれば、決して狭い門ではないということです。

 

ブルーインパルスは、宮城県の松島基地の第4航空団に所属しています。
第4航空団は、航空教育集団で、主に飛行教育と戦術研究を行っています。

ブルーインパルスのパイロットの任期は、3年です。
1年目は訓練期間として、演技を修得します。実際のアクロバット飛行の際には、ナレーションを担当し、後席に搭乗します。
2年目は、アクロバット飛行を行います。
3年目はアクロバット飛行を行いつつ、担当ポジションの教官として、1年目のメンバーに演技を教育します。

 

ブルーインパルスのパイロットは、全国の飛行機部隊から選ばれた精鋭揃いです。
それは、他国(中国、ロシアなど)でも当然わかっていることです。
ブルーインパルスのアクロバット飛行のレベルの高さを見せることは、航空自衛隊の強さを示す一つの側面でもありますので、考え方によれば、戦争の抑止につながっているともいえます。

 

年々、パイロットになる希望者が減っていると言われている現状ではあります。
パイロットになって日本を護るという志の高い若者が少しでも増えてくれることを願うと同時に、実際には戦闘機パイロットが戦わなくても良い世界を作っていくことが、我々大人の責任ではあります。

 

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