PTA役員の選出方法(決め方)は? どんなふうに決めるの

年度初めの4月、学校ではPTAのクラスごとの役員決めが行われます。 保護者にとってクラス編成がわかるのが始業式なので、当然といえば当然です。

それとは別に、学校全体のPTA本部役員は、前年度のうちに決めることになります。 年が明けた1月から年度末の3月までに次期本部役員を決定する必要があります。

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PTAとは?

PTAと聞いて何を思い浮かべますか? そもそもPTAとは、何の略語なのでしょうか?

私にとっては、学校活動をサポートする保護者の会というのが、率直に感じるイメージです。

 

PTAは、『Parent-Teacher Association』の頭文字をとった言葉です。 念のため、一語一語の和訳を載せておきます。

『Parent』 親、子供がいる人

『Teacher』 先生、教師

『Association』 連合(すること)、提携、協会

PTA

【文部省社会教育審議会報告(1967年6月23日)】

PTAは、児童生徒の健全な成長を図ることを目的とし、親と教師とが協力して、学校及び家庭における教育に関し、理解を深め、その教育の振興につとめ、さらに、児童生徒の校外における生活の指導、地域に於ける教育環境の改善、充実を図るため会員相互の学習、その他必要な活動を行う団体です。

保護者と教師は、平等な会員という位置づけで、PTAは保護者と教師が相互に協力して、児童生徒の健全育成はかることが存在意義となります。

 

なるほど、少しイメージが違っていました。

ただ単に、学校・先生をサポートするという他人意識ではいけないのですね。

 

余談ですが、パフュームのファンクラブ「Perfume To Anata」(パフューム と あなた)も略すとPTAです。 もちろんパフュームが、学校のPTAの名を意識してつくったファンクラブ名でしょう。

 

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PTAの成り立ち

PTAの歴史は、第二次世界大戦後のGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)が、日本の教育について抜本的な改革を進めようと、啓蒙を開始し、1946年に、文部省内に「父母と先生の会委員会」を設置したことから始まりました。

翌年の1947年には、PTA結成の手引書がつくられ、全国都道府県知事に送付されます。

その後、PTA設立の勧奨活動により、一気に全国の学校にPTA組織がつくられていきました。 ほとんどの学校でPTAがつくられ、やがて地域ごとに連合組織ができていきます。

戦後の小学校

全国的なPTAの統一組織は、サンフランシスコ講和条約施行後の1952年10月、「日本父母と先生の会全国団体結成大会」開催によって、始まりました。

現在の組織名は、「公益社団法人日本PTA全国協議会」です。

 

ただここで勘違いしてはいけないことは、第二次世界大戦前にも日本には名称は様々でしたが、各学校に「親の会」が存在していたことです。

米国にいわれて、何もないところから作ってもらったということではありません。

「親の会」を模様替えして、更に新しい意識と取組みを行うようになったと考える方が自然かと、個人的には思います。

PTAの成り立ちや存在意義は、わかりました。 では本題のPTAの決め方についてみていきましょう。

 

PTAの決め方

これは各PTAによって、やり方はまちまちかと思いますが、私が見聞きしたことがある主な選出方法は三つ。

PTA2

PTA役員が直接依頼

一つは、現在の本部役員が直接、来年度の役員になってくれるよう個別にお願いするパターンです。 「来年一緒にPTAしない?」と。

これはある程度、その人の性格・能力・家庭事情を知っていればこそできる方法です。

 

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PTA選考委員が依頼

もう一つが、(次期PTA)選考委員を決めて、保護者へのアンケート配布、回収後に、選考委員が電話等して、本部役員の依頼をするパターンです。 これはかなりきつい役目です。

同じ学校の保護者といっても、ほとんど知らない人に電話するので、まさに電話営業と似ている部分があります。 最初の電話で、「わかりました。やります。」という人はまずいないようです。

営業スキルがないとなかなか説得するのが、厳しいのではないでしょうか。 完全に断ってこない人に、何度か電話したり、少しでも脈を感じたら、現在の本部役員に直接コンタクトを取ってもらうなど、営業そのものです。

電話女性

でも本当に、こんな委員があるのでしょうか? 

こんな役をするくらいなら、本部役員になった方がましという人もいます。 ネット上では、経験者の話が出ていたり、記事にしているジャーナリスト(?)もいるので、あることはあるのでしょうが。

選考委員は、次期PTA本部役員にはなれないという決まりがあるPTAもあります。 なぜかというと、選考委員が電話でお願いした時に、「そんなに言うなら、あなたが役員になればいいでしょ!」 と言われないためです。

 

クラスごとにPTA候補選出

三つ目は、二学期の後半クラスごとに、来年度の本部役員候補1名(補欠2名)を選びます。 クラスで選ぶ際には、立候補もしくはくじ引きです。

次に、クラスごとの候補者が集まって、その中から話し合いで本部役員を選考するパターンです。

恨みっこなし(くじ引き)で選ばれた人達が、話し合いで決めるというある面一番日本的な選び方かもしれません。 『積極性はないけれども、選ばれたら責任をもって粛々と任務を果たす』的な。

 

PTA役員は権利?

どの場合にしても、「人の良い人」「押しに弱い人」が選ばれる傾向はあるようです。

理想をいえば、PTAの役員や活動は義務ではなくて、保護者として子供の教育に係ることができる権利だといえなくもありません。

「PTAで、少しでもお役に立ちたい」と、多くの親が思うようになれれば、役員選出ももう少しスムーズにいくのではないでしょうか。

 

【関連記事】⇒『PTA役員が苦痛?

 

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