受動喫煙防止法でマンションでのタバコ被害は防げるか

マンションでの受動喫煙

前の記事で書いたように、受動喫煙防止法という法律はまだできていません。

  ⇒『受動喫煙防止法の罰則は? 神奈川県が迅速に条例制定

マンションでのタバコ被害というのは、ベランダやバルコニーで喫煙している階下や近隣の住人の煙が、室内に入ってきたり、洗濯物に匂いが付着してしまい、迷惑を被ることです。

ベランダ喫煙2

ちなみに我が家でもたまに、階下の住人がベランダで喫煙していることがあります。 窓を開けていると、その煙が多少気になるかなという程度ですが、そんなに喫煙の頻度が多くないので、我慢するという感じまではいきません。

私は、非喫煙者なので、あまりタバコの匂いは好きではないです。 洗濯物にタバコの匂いがついてしまったら最悪です。

 

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受動喫煙被害での裁判

以下に紹介する記事は、マンションでのタバコ被害による裁判のものです。

【中日新聞 2012.12.28】

マンションの下の階に住む男性(61)がベランダで吸うたばこの煙で体調を崩したとして、名古屋市瑞穂区の女性(74)が男性に150万円を求めた訴訟で、名古屋地裁(堀内照美裁判官)は、近隣住民に配慮しない喫煙の違法性を認め、精神的な損害への慰謝料として5万円の支払いを命じた。

この女性には、ぜんそくの持病がありました。

タバコの煙に悩んだ女性は、階下の男性にベランダでの喫煙しないよう依頼しますが、男性は受け入れてくれなかったので、裁判になったわけです。

マンションの規則でベランダでの喫煙は禁じられていないと、男性側は主張していました。

 

この新聞記事では、女性がどのような態度や口調で、男性に喫煙を止めてくれるようお願いしたのかわかりません。 女性の口調が激しく、男性が反発して意固地なったのか、はたまた男性がまったく聞く耳を持たないわがまま男だったのか。

いずれにしても、マンションでのタバコ被害を認めた裁判として、注目されました。

 

管理規約での喫煙取り決め

この新聞記事のマンションは、管理規約にベランダでの喫煙が禁止されていなかったので、問題が大きくなりました。

もしあなたが、階下や近隣の住人のベランダでの喫煙で、迷惑を感じているようなら、まず『使用細則』にベランダの共用部分における喫煙に関する取り決めがあるか、確認することをおすすめします。

会議・管理組合

マンションや集合住宅では、共同生活を円滑にするために、通常、管理規約が決められています。 その規約をより詳細に規定したものが、使用細則です。

取り決めに、ベランダでの喫煙禁止がうたってあれば、マンションの所有者や管理組合から働きかけて、問題の解決が可能でしょう。

それがない場合は、まずは話し合いをして、現状を相手に訴えることから始めないといけません。 それでも相手が理解してくれなければ、裁判という段階に進まざるを得ないでしょう。

 

名古屋での裁判では、社会通念上我慢できる限度を超えていたという判断により、原告側が勝訴しました。

我慢限界

どの程度のタバコの被害をこうむっているのか、その内容によっては、裁判で勝てるかもしれません。 本当は、話し合いで解決できるのであれば、それに越したことはないのですけれど。

 

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受動喫煙防止法で問題解決

受動喫煙防止法ができることで、マンションでの受動喫煙の問題は、どういう形で解決するでしょうか?

現時点でも、マンションや集合住宅では、『ベランダなどの共用部分での喫煙は禁止』となっている所が多いと聞きます。 受動喫煙防止法の制定で、これが更に進み、厳しくなると予想されます。

 

裁判でも、「社会通念上我慢できる限度を超えていた」という判決理由ではなく、「受動喫煙防止法違反」と明確な基準で、判決が下されるでしょう。

東京オリンピックが、受動喫煙防止法制定の一つのきっかけになるかもしれないという記事も書いたので、良かったら読んでみて下さい。

 ⇒ 記事はここ (記事後半部)

 

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