稲田朋美防衛大臣泣くも、2016年靖国神社参拝を済ませていた

終戦記念日の靖国参拝

8月15日の終戦記念日から、すでに2ヵ月以上が過ぎました。 今国会で、稲田朋美防衛大臣が、野党からの集中砲火を浴びてから、だいぶ落ち着いた感はあります。

終戦から70年以上が経っているのに、閣僚が靖国神社参拝を行うと、マスコミが群がり「公人、私人いづれの参拝か?」と質問する姿は滑稽であり、悪しき夏の風物詩となっています。

2013年、当時の総務大臣を務めていた新藤義孝議員は記者会見の際に、素晴らしい対応をされました。(質問者は朝日新聞のイトウ氏です)

新藤義孝議員は、硫黄島の戦いで有名な栗林中将の孫にあたる人物です。

  『硫黄島の戦いから70年~

 

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稲田議員 靖国参拝せず

今年の終戦記念日に、稲田朋美防衛大臣が靖国神社参拝をせず、自衛隊が駐留するアフリカ東部ジブチを訪問したニュースが、TVや雑誌で大きく取り上げられたのは記憶に新しいところです。

国会では辻元清美議員が先頭に立ってそのことを指摘し、稲田大臣が涙ぐむ場面もありました。  『辻元議員の国会質問で考えたこと

【時事ニュース】

防衛省は12日、稲田朋美防衛相が13~16日の日程でアフリカ北東部のジブチを訪問し、自衛隊の派遣部隊を視察すると発表した。 これにより、稲田氏は15日の終戦記念日に合わせた靖国神社の参拝を行わない。

靖國神社

変人と呼ばれた小泉純一郎元首相は、首相在任(2001年4月~)5年5ヶ月の間、6度の靖国神社参拝を行いました。 その間、中国の反発にあい日中首脳会談はなかなか行われませんでした。

世界的には、2001年に米国における同時多発テロがおこり、その流れもあり2003年にはイラク戦争がおこっています。 米国が日中間の問題にかまっている暇がなかったといえる時期でもあります。 そんな米国の国内事情もあり、当時の米国大統領ブッシュ(Jr)と小泉首相の関係は、とても良好でした。

米国がとやかく言ってくる環境にないということは、今後、首相が靖国参拝を行う上で、重要なポイントになります。

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現在の安倍晋三首相は、2006年9月から2007年9月の第一次安倍内閣の時には、靖国参拝ができませんでした。 その無念さもあり、第二次安倍内閣の時の2013年12月26日に、首相として初めて靖国神社に参拝しています。

しかし、中国が世界経済をけん引して、世界への影響力が大きい時期でもあり、その行為は米国からも受け入れられたとはいえない状況でした。 それ以降、安倍首相が靖国参拝を行っていないという事実は、まさに米国からの圧力があるとみるのが自然です。

今回、稲田防衛大臣の靖国神社参拝を回避するために、安倍首相が説得をおこない、ジブチを訪問する策を講じたといえます。

 

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保守派からの批判

稲田朋美防衛大臣が8月15日の靖国神社参拝をせず、ジブチの自衛隊を視察したことに対しての批判は、保守陣営からも上がっています。

一つは「防衛大臣だからこそ、終戦記念日に靖国参拝すべきだった」というものです。 主張自体は、辻元清美議員が国会で稲田防衛大臣を追求した理由と同じです。(もちろん辻元議員の場合は、批判するための主張なのですが)

「稲田議員には(保守派の国会議員として)期待していたのに、なぜ?」という思いが強い人達で、その気持ちもわかります。

また青山繁晴参議院議員のように、「8月15日の参拝に固執することはない。 靖国神社は、第二次世界大戦のためにつくられたわけではない」と述べつつ、「稲田さんが、逃げ道を作るかのように海外出張したのは間違い」 「365日いつでも参拝したらいい。8月15日にこだわるのは中国の思うつぼ」とラジオ番組で話しています。

以下、ラジオでの発言です。(9:30~)


主権回復記念の日の靖国参拝

たしかに稲田議員は、防衛大臣として靖国神社に参拝はしていません。 ただ2016年、既に国会議員として靖国神社参拝をしていたことは、あまり知られていないようです。

なぜか? 理由は簡単です。 報道されていないからです。

今年の4月28日、稲田議員は自身が会長を務める『伝統と創造の会』の国会議員と一緒に、靖国神社での参拝を行いました。 『伝統と創造の会』とは、2005年の衆議院議員選挙で当選した自民党の新人メンバーで設立した会です。

 

4月28日と聞いて歴史に多少関心がある人であればピンとくるかと思いますが、この日は1952年、サンフランシスコ平和条約が発効された日です。 およそ6年8ヶ月におよぶGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の日本統治が終了した日が、4月28日でした。

『伝統と創造の会」ではこの日を重要視して、会を立ち上げた2006年から数えて、今年で11度目の靖国参拝を行っています。 会長である稲田朋美議員も当然のことながら、一緒に参拝しています。

稲田朋美議員が防衛大臣に就任したのは、2016年8月3日でした。

稲田朋美防衛相

防衛大臣就任前の4月28日時点で、稲田議員は自民党の政調会長の要職にありました。

靖国参拝を終えたその日の夕方、稲田議員は『主権回復記念日国民集会』に来賓として会に参加し、祝辞を述べています。 奇しくも、その時の挨拶が、未来を暗示している内容となりました。

「このところは(私が靖国参拝をして報道されることが)ニュースの価値がないようで、むしろ靖国神社参拝をしなかったら、大きなニュースになったんじゃないかなと思ったりします」

と述べています。 本当にその通りになりました。

以下の動画、52分10秒から稲田議員の挨拶です。


 

 靖国神社への思い

稲田朋美議員の靖国神社への思いは、議員になる前、弁護士時代からのものです。  『稲田朋美議員の若い頃は? 前職は弁護士

 

先祖の方々への感謝の思い、いわれなき汚名を着せられた英霊の無念を晴らしたい、そういった思いが強ければ強いほど、今回の終戦記念日に、大臣として靖国参拝できなかったことは、無念だったことでしょう。

こと国の安全保障関連においては、反対のための反対しかしない某議員に追及されたからといって、涙ぐむはずもありません。 「どの口がそれを言うか」といった感じでしょう。

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たぶん自分自身が一番の責任者(首相)であれば、8月15日ではないにしても、靖国参拝に踏み切った可能性大です。 責任は自ら取るという覚悟で。 安倍首相のもとの防衛大臣としての結論が、今回の対応になったということです。

 

冒頭で書きましたが、こんな状態がいつまで続くのでしょうか。

嘆いていても仕方ありません。 米国に対して上手く立ち回りながら、閣僚・首相の靖国参拝という既成事実を積み上げていくのが一番良い方法でしょう。

 

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