ユネスコ(国連)とは? 簡単に説明してほしい

「ユネスコ」という単語はほとんどの人が知っていると思います。

では、「ユネスコって何?」と小学生の子供に聞かれたら、簡潔に説明できますか? 私は自信がないので、ちょっと調べてみました。

ユネスコの正式名称

ユネスコは、英語で「United Nations Education, Scientific and Cultural Organization」といい、その頭文字をとってUNESCO(ユネスコ)と呼ばれています。

日本では、「国際連合教育科学文化機関」と訳されています。



ユネスコが創設されたのは1946年11月4日で、日本がユネスコに加盟したのが、1951年7月2日のことでした。 1951年というと日本がまだGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)に統治されていた時です。

戦後の日本が初めて加盟した国連機関がユネスコでした。

 

Sponsored Link

ユネスコ設立の主旨

現在ユネスコ加盟国は、195ヵ国(準加盟地域10)です。 ユネスコがどういった目的を持って設立されたのか、ユネスコ憲章をみて確認してみましょう。

前文には、

「戦争は人の心の中で生れるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」

と書かれています。

第一次世界大戦、第二次世界大戦を経て、何千万人という人が戦争で亡くなり、世界の人々は戦争の恐ろしさや悲惨さをまざまざと感じさせられました。

戦争は基本的には国と国同士の争いですが、元をただせば一人の人間の心の中の利己主義や残虐性、差別的思考が拡大した結果ともいえます。

ですから、まず一人の心に、平穏で安寧な世界をもたらすことから始めていこうという動機からユネスコを立ち上げたと、ユネスコ憲章の前文で述べています。

そして、ユネスコ憲章第1条(目的及び任務)では、ユネスコの目的を、

この機関の目的は、国際連合憲章が世界の諸人民に対して人種、性、言語又は宗教の差別なく確認している正義、法の支配、人権及び基本的自由に対する普遍的な尊重を助長するために教育、科学及び文化を通じて諸国民の間の協力を促進することによつて、平和及び安全に貢献することである。

とうたっています。

ユネスコの存在目的は、“ 平和及び安全に貢献すること ” です。

 

Sponsored Link

ユネスコ組織と活動

下の画像が、組織図です。

ユネスコでは、2年に一度、加盟国による総会が開かれ、ユネスコの活動方針を決定したり、事業・予算の承認をおこないます。 また、事務局のトップである事務局長の任命もその際におこなわれます。

現在のユネスコ事務局長は、ブルガリアのイリナ・ボコバ氏が務めています。

イリナ事務局長は2015年に、日本に対して問題行動をおこしました。 そのことについては、また後日書きたいと思います。

 

ユネスコには5つの局(教育、自然科学、人文・社会科学、文化、情報・コミュニケーション)がありますが、一番私たちが馴染みがあるのは、文化局の活動である世界遺産の事業ではないでしょうか。

文化局では、世界遺産の認定や保護を主におこなっています。 世界遺産は大きく分けて、文化遺産・自然遺産・複合遺産の3つに分類されています。 ちなみに、日本には現在、15の世界文化遺産と4つの世界自然遺産があります。

 

またユネスコは、教育の分野において様々な国際機関と協力しながら、世界中のすべての人々に教育の機会が与えられるよう取り組んでいます。

結局、無知からは何も生まれません。 無知から知への教育、これにより貧困問題や差別問題、病気への予防・対処などで、後進国といわれる国への支援体制をとっています。

 

こういった活動を展開していくには、当然のことながら資金が必要です。

ユネスコの活動資金は、ユネスコに加盟している各国政府が予算(分担金)を出しあう形をとっていて、日本の分担金は全体の約11%で、2014年度には約37億円を支出しています。

 

次回の記事では、今回の記事途中でふれたイリナ事務局長の問題と、分担金について書いてみます。

 

Sponsored Link

SNSでもご購読できます。

関連コンテンツ

コメントを残す

*