翁長知事の任期は? 中国との関係は深いのか?

『オール沖縄』翁長知事がよく発する言葉です。 沖縄県民の思いは一つということのようですが、人の心はそう単純に表現できるものではありません。

現に選挙(浦添市長選、うるま市長選)では、翁長知事が支援する候補が、自民党・公明党が支援する候補に、立て続けに敗北しています。

沖縄県民は、翁長知事の残りの任期までの県政を、これからどう評価していくのでしょうか。

沖縄問題

沖縄の名護市辺野古沖の埋め立て訴訟やオスプレイの不時着事故など、沖縄在日米軍関連のニュースが昨年末、騒がしく報じられていました。

埋め立ての訴訟とは、普天間から辺野古への米軍基地移設問題で、仲井真前沖縄県知事が承認した辺野古沖の埋め立てを、現在の翁長知事が埋め立て承認を取り消したことに対して、国がおこした裁判です。

米軍関連ニュース

【J-CASTニュース 2016.12.20】

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画を巡って国が沖縄県を訴えた裁判で、最高裁第二小法廷(鬼丸かおる裁判長)は2016年12月20日の上告審判決で、県の上告を棄却した。

翁長雄志知事が辺野古周辺の埋め立て承認を取り消したことは違法だとする16年9月の高裁判決を支持した形で、県側の敗訴が確定した。 国は中断している沿岸部の埋め立て工事を再開する見通し。

 

【日本経済新聞 2016.12.14】

米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイ1機が13日夜、沖縄県沖の海上に不時着した。

防衛省は14日未明、米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)所属のMV22オスプレイ1機が13日午後9時30分ごろに不時着したのは、同県名護市東海岸から約1キロメートルだと発表した。事故原因は調査中としている。

搭乗員5人は米軍機により保護したが、うち2人は負傷している。

ネットでは、『不時着』か『墜落』かで言い争いがありますが、墜落して5人中3人が無傷ということは普通考えられません。

空中給油訓練中、特殊作戦機の給油ホースと接触したオスプレイのプロペラが損傷し、飛行困難となったことが原因で、大きな事故を防ぐため海中に不時着したことがわかっています。

よくある今までの議論のパターンとして、『不時着』か『墜落』の議論が一段落して、『不時着』という結論が出た場合、今度は「不時着か墜落かが問題じゃない!オスプレイが事故をおこしたことが問題なんだ」 「何で沖縄でオスプレイの訓練をするんだ!」 と論点をかえて主張してくる人が間違いなくいます。

 

   『沖縄で墜落 オスプレイ最新事故率から考えたこと

 

オスプレイについては、メリットとデメリットをどうとらえるかという話しです。 日本の安全保障にとってプラスの存在かマイナスの存在か。

メリットだけを取り上げるのもどうかと思いますが、デメリットのみ強調するのも違和感を覚えます。

   『オスプレイを導入するメリットが知りたい

 

もっと知りたい翁長知事

政府と対立するかたちでいつも主張を繰り返す沖縄県の翁長知事ですが、果たしてどんな人物なのでしょうか? また沖縄県知事としての任期はいつまでなのでしょうか?

決してその正体を暴いてやろう的なつもりはありまん。純粋に“ どんな人物なのか ”という思いを抱いたからにすぎません。

ネットで言われるように、本当に中国の手先になって政府と対立しているのでしょうか?

   『翁長知事は尖閣諸島の問題をどう考えているのか?

 

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翁長知事プロフィール

翁長知事のプロフィールを見てみましょう。

本名は翁長雄志(おなが たけし)、1950年10月2日に沖縄県真和志村(旧)で誕生しました。 現在、66歳になります。

父親も兄も政治家で、その影響を受けた翁長知事は、1985年の那覇市議会議員選挙に立候補し当選を果たしました。 34歳の時のことです。

その後、市議会議員を2期、県議会議員を2期つとめ、2000年に那覇市長に就任し4期つとめた後の2014年、沖縄県知事選に出馬し当選、第7代の沖縄県知事に就任します。

父も兄も自民党議員でしたが、翁長知事自身も県議会議員の時には、自民党沖縄県支部連合会の幹事長まで務めていました。

 

翁長知事の任期

沖縄県にかぎらず、都道府県知事の任期は4年です。

ですから、2014年11月に当選(知事就任は12月10日)した翁長知事の任期は、2018年12月9日までになります。

多選が禁じられていない都道府県知事ですから、当然のことながら翁長知事が次回の知事選挙に出ることは可能です。

2018年の時点で翁長知事は68歳ですので、まだまだ現役で政治を行うには充分な年齢です。

 

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翁長知事と中国の関係は?

龍柱

翁長知事は知事に当選する前の那覇市長時代、中国福建省福州市との友好都市締結30周年を記念して、交流のシンボルにしようと「龍柱」の設置を発案しました。

それから紆余曲折(費用問題)の末、2015年に龍柱は建立されました。 龍柱は高さ約15メートル、幅約3メートルの2体の龍の形をした柱です。

この動きに対して、保守層からは「中国の冊封体制に入るのか」という批判が出ました。

これはどういうことかというと、龍は元来、中国皇帝の権力の象徴とされています。 中国皇帝のみが使用できる龍の図柄の爪の数は「5本」です。

それに対して、中国の支配下(朝貢)にあった朝鮮などの王に許されていた龍の図柄の爪の本数は「4本」でした。 では、今回の那覇市に建てられた龍柱の爪の数は何本かといえば、そう「4本」です。 言わずもがなです。

こちら(沖縄)の思い(友好のシンボル)と、あちら(中国)の思惑(冊封体制)は違っているといえるでしょう。

 

 

また翁長知事の娘の婿が、中国共産党の外交官という話や、もう一人の娘が中国に留学しているという噂がネットに出ています。 ただこれに対して翁長知事は、県議会本会議場の答弁の場で、「娘の一人は県内で勤めているし、末の女の子は埼玉の大学に行っている」と明確に否定しています。

 

中国の思惑

一つ気になる情報は、現在参議院議員になっている青山繁晴氏が議員になる前に、ラジオの番組で語った内容です。

その箇所を書き起こし要約しましたので、見て下さい。

翁長知事が那覇市長の時期に、中国共産党と中国共産党の工作機関がどうやって接近したか。 沖縄県在住の華僑の方、あるいは県庁の内部職員から情報が提供されている。 日本の情報機関はほぼ全部を把握している。

福岡の総領事が那覇に入って華僑を集めた。 その席で「仲井真県政はもう終わりだ。我々は良き候補者を探した。 那覇市長の翁長雄志がなかなか見どころがある。 翁長は自由民主党の沖縄県連幹事長をやった人間だが、自由民主党には中国共産党は太いパイプを持っている」

「中国共産党は、自民党にも民主党(現民進党)にもその他の政党にも太いパイプを持っている」と言った。 その上で「翁長には接触を始めていて、十分見どころがあるからこれを支えろ。資金協力しろ」という話をした。

知事選中、翁長さんを擁立した時に再び華僑を集めて何を発言したかというと、「この知事選の目的は2つある。一つはアメリカ軍を追い出すこと。その為には普天間問題は非常に良いテーマである。

もう一つは『琉球を独立させる』という話を盛り上げること。

今までは単なる話のレベルだったが、翁長が当選したら現実の問題にだんだんとしていくから、その時に世論を、大学であったり、学者であったり、ジャーナリストであったり、メディアであったり、そういうところに強力な資金を使って琉球独立論を盛り上げろ」

その際にもう一つ、重大な発言があった。「これは中国共産党の直接の指示である。分かっているな」と華僑の方々に言った。 日本の情報機関は、これらを全部つかんでいる。 でも日本にはスパイ防止法がないので、つかんでいるだけでそれ以上のことができない。

目が飛び出るほどの情報です。

ちなみに青山繁晴氏は、情報発信をする際には、かならず複数の人物からの情報を精査したうえで発信していると日頃から言っています。 あとは信じるか信じないかの問題です。

翁長知事から、このラジオ番組の話題に対しての反論や訴訟問題(名誉棄損など)にしたという話は、私が調べた限り見当たりませんでした。

   『翁長知事は尖閣諸島の問題をどう考えているのか?

 

翁長知事としては、自分自身が生まれ育った沖縄が、いつまでも米国によって間接的にでも支配されるのがただ許せないだけかもしれません。 しかし重要なのは、翁長知事がどうこう以上に、中国が明確な意図を持って沖縄に関わっているということです。

中国が対米防衛ラインとして目標設定している第一列島線・第二列島線において、沖縄が重要な位置をしめていることを翁長知事は肝に銘じるべきです。

 

【関連記事】⇒『普天間基地問題の経緯と現状

 

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