北海道新幹線開業がもたらす経済効果は? いつ開業された?

2016年3月26日、北海道新幹線が開業されました。

本州、九州に続いて、北海道という順番ですが、1964年10月の新幹線の開業(東海道新幹線)から数えると、すでに半世紀以上、51年半の歳月が流れています。



北海道新幹線が開通したのは、東北新幹線の終点駅である『新青森駅』から、『新函館北斗駅』までの区間です。 その間には2駅あり、青森県の『奥津軽いまべつ駅』、北海道の『木古内(きこない)駅』となります。

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新幹線が青函トンネル内を走行

たったの4駅? と思う人もいるかと思いますが、この区間は何よりも津軽海峡を横断する青函トンネル(全長53.85㎞)内の走行があります。 (後々、札幌駅までの開通を予定)

青函トンネルは、1964年に掘削が開始され、1970年に本工事が着工されました。(1987年、青函トンネル完成)

青函トンネルは、当初から新幹線規格で建設されているので、工事に係わった関係者は、「ゆくゆくはここに新幹線が通る」という熱い思いをもって、その事業に参加していたと思います。

 

北海道新幹線の経済効果

北海道新幹線の開業は、どれだけの経済効果をもたらすと考えられているのでしょうか?

北海道総合政策部交通政策局が、札幌延伸による経済波及効果として算出した数字は、生産波及効果2兆5,865億円、雇用創出効果19万7,082人(細かい!)です。

建設工事期間を含めた開業後30年間の累計税収額では、約7,000億円前後と予想しています。

  北海道新幹線札幌延伸による経済波及効果(概要)

日本政策投資銀行では、経済波及効果として、年間約136億円と推計しています。

主に重要視したのが、1都3県(東京、神奈川、千葉、埼玉)および宮城県から北海道へやってくる人の動向です。 1都3県だけでも観光で144.2%、ビジネスで159.4%の増加入込数と見積もっています。

  日本政策投資銀行『北海道新幹線開業による北海道への経済波及効果

 

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北海道新幹線の収支採算性

以上は、新幹線開業による経済波及効果です。 では、国土交通省では、北海道新幹線の収支採算性をどう見ているのでしょうか?

  国土交通省 鉄道局(平成24年)『収支採算性及び投資効果に関する詳細資料』(P77、78)

ご覧のように、収支採算性35億円と算出しています。

 

それに対して、JR北海道では、こんな試算を出しています。

  北海道新幹線の収支想定(JR北海道)

この試算によると、平成28年度~30年度の平均で、48億円の赤字になっています。 JR北海道は、経営的には厳しいようです。

ただ、在来線との関係(赤字線の経営譲渡、利用客増加)もあるので、鉄道事業全体の赤字幅は小さくなるとのことです。 やはり北海道最大の都市・札幌まで新幹線が延伸されないと、経営的にはむずかしいのでしょうか。

整備新幹線という国策がすすむ中、民間企業となっているJR北海道の存在にも注目していきたいです。

  全国新幹線鉄道整備法(昭和45年)

 

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