四国新幹線のルートは? 地図で確認してみよう

前回の記事(『四国新幹線構想の可能性 その必要性はあるのか?』)で少し紹介したように、四国新幹線はまだ、国の具体的な新幹線『整備計画』に入っていません。

ただ、『整備計画』前の『基本計画』に、四国新幹線は名前が上がっています。

四国新幹線基本計画とルート(地図)

運輸省告示第466号(昭和48年11月15日)

○四国新幹線   <大阪市 ~ 大分市> (徳島市、高松市、松山市経過)

○四国横断新幹線 <岡山市 ~ 高知市>



地図で確認すると、新大阪から神戸・淡路島経由で四国の各都市を通過し、大分市に至るルートになります。

もう一方が高知市から瀬戸大橋を通って岡山市へ北上するルートです。 北上ルートの瀬戸大橋では、既に在来線の瀬戸大橋線が営業し走行していますが、その他に2つ新幹線用の線路が走行可能で、準備されています。

これは、徳島県と淡路島の間の鳴門大橋も同様で、新幹線用の線路が既に存在しています。(ただし、こちらは単線)

淡路島を結ぶもう一つの橋、明石海峡大橋は残念ながら、建設当時の事情もあって、道路単独の橋として造られてしまいました。

この箇所は、現代の建築技術で敷設可能なのか、それとも海底にトンネルを掘るのか、どちらにしても整備計画の段階になって、はじめて具体的な選択がなされるでしょう。

 

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四国と九州を結ぶ新幹線

愛媛県と大分県を結ぶルートは、どのように考えられているのでしょうか?

こちらは現在、橋梁も海底トンネルもいづれもまだ造られていない状況ですので、やはり今後の計画次第といえます。

【西日本新聞 2016.1.26】

大分県へ新幹線を延伸させようという動きが活発化している。 県選出の国会議員らでつくる議員連盟は25日、四国新幹線(大阪市~大分市)の実現へ向けた「九州・四国トンネル建設シンポジウム」を大分市のコンパルホールで開いた。

シンポジウムでは、同機構の服部修一理事が、青函トンネルの施工技術を活用すれば建設可能と考えられる、『工期は約10年』などとする調査結果を機構として初めて公表した。

トンネルは海底部が約13.9キロで、総延長は青函トンネル(約54キロ)とほぼ同じ約52キロを想定しているという。

 

上記の新聞記事のように、各県選出の国会議員や地元経済界の動きは、益々活発になっています。

繰り返しになりますが、具体的なルートは、今後『新・整備計画』段階に入ってから決定していくことになります。

 

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四国新幹線で地方創生

最後に、下の表を見て下さい。


この表は、平成28年3月の四国各県の人口と平成24年度の県内総生産です。 四国全体では、人口約383万7000人、総生産約13兆4800億円になります。

この人口は、他の都道府県で比較した時、静岡県370万人(全国10位)とほぼ同じ数字です。 近県の全国9位の福岡県510万人と比較すると、だいぶ少ない人口になります。

県内総生産では、やはり静岡県が一番近い数字で15.6兆円、福岡県は、18.1兆円です。

まぁ、福岡県は九州地方の中でも頭一つ抜け出していて、他の九州の都道府県は、四国の各県規模とそんなに変わりありません。 福岡県以外の九州地方の各県は、県内総生産でいうと、2.7兆円~5.6兆円の間ですから。

何が言いたいかというと、大阪と大分が新幹線でつながった時に、四国がただ通過するだけの存在になってしまわないかという心配です。

前回の記事の最後の方で書いたように、「新幹線が通れば何とかなる」という意識では困ります。 ぼう大な資金を投入しての事業となるわけですので、自己責任としてその機会を最大限いかす魅力ある地方創生を実現してもらいたいです。

 

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