民進党の離党予備軍は誰だ? 民進党の今後の行方

民進党の前身である民主党の全盛期は、2009年の衆議院選挙で、議席数308人を獲得した時でした。(衆議院議席数480人)

それが現在の民進党は、衆議院議員96名(2017.4.8現在)、参議院議員49名(2016.7.26現在)とその議席数を大幅に減らしています。

長島昭久議員の離党

年度が変わった4月、党勢がジリ貧状態の民進党に激震が走りました。 2003年に初当選し、現在5期目の衆議院議員長島昭久氏が民進党を離党すると発表したからです。

【THE PAGE 2017.4.10】

民進党の長島昭久元防衛副大臣(衆院比例東京ブロック)が離党する意思を固め、10日午前11時から記者会見した。 4月7日に更新した自身のブログでは「真の保守政治を追求して来た私にとり、価値観の大きく異なる共産党との選挙共闘路線は譲れぬ一線を越えることを意味し、国民の理解も得られないと考えた結果」と記している。

長島昭久議員は以前から、民進党内の保守派の論客として知られていた議員ですので、現在の民進党をいつ離党してもおかしくないとは言われていましたが、議員は当選してなんぼの世界です。

議員を辞める覚悟か、新しい受け皿がない限り、そうそう簡単に離党の決断はできません。

   『長島議員「離党しなさい」の声にやっと応える

 

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細野豪志代表代行の辞任

4月10日に離党届を提出した長島昭久議員の話題が冷めやらない同月13日、今度は民進党の代表代行を務めていた細野豪志衆議院議員が、代表代行を辞任しました。

【産経ニュース 2017.4.13】

民進党の細野豪志代表代行は13日午後、憲法改正をめぐる蓮舫執行部の姿勢に不満があるとして、代表代行の辞任届を野田佳彦幹事長に提出した。 野田氏は受理した。 提出後、細野氏が明らかにした。

細野氏は10日発売の月刊誌「中央公論」で、蓮舫代表が憲法改正による実現に否定的な教育無償化などを柱にした憲法改正私案を公表した。

細野豪志議員は憲法改正に対する考え方の違いから、代表代行辞任ということですが、この問題は民主党時代からずっと抱えてきた問題です。 正直今さらという感もありますが、組織が壊れかけていく一つの現象ともいえます。

 

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ネットで噂される次の離党者

今、民進党に関する話題のトップは、「今度は誰か離党するのか?」という民進党にとっては、まったく有難くない話題です。

インターネット上で名前が上がっている議員は、『松原仁』 『渡辺周』 『大沢昇』 『細野豪志』などです。

 

 

ここに書かれている「胸に右翼の青バッチ」というのは、「ブルーリボンバッチ」のことで、北朝鮮拉致被害者の救出・支援活動を推進する意思を表示したものです。 決して「右翼バッチ」ではありません。

 

 

ぬこのぺこ氏が言っているように、今年の6月25日に投開票の静岡県知事選挙があります。 現職の川勝平太知事はこの時期になっても出馬の意向を表明していません。

渡辺周議員や細野豪志議員は、共に静岡県選出の衆議院議員ですので、川勝平太知事が知事選不出馬の場合、静岡県のトップを目指す選択肢も十分考えられます。

 

いずれにしても、この離党の流れはもう止めることはできないでしょう。

だいぶ前から北朝鮮問題が深刻な状態であったにもかかわらず、国会では相変わらず『森友問題』を追求し続けた民進党に、多くの国民が呆れていました。

民進党内の議員においてもそれを敏感に感じていた人達は、そろそろ目覚めなければいけないと悟り始めたのではないでしょうか。

 

やまない民進党離党者(9/18追記)

この記事を書いてから5ヶ月が経ちました。

その間に、細野豪志議員が8月10日に民進党を離党し、小池百合子都知事の参謀役として政治団体を立ち上げた若狭勝議員と連係すべく、現在は活動しています。

 

その後、民進党の代表選が9月1に行われ、前原誠司議員と枝野幸男議員が争った結果、前原誠司議員が新しい民進党代表に選出されました。

崩壊の危機にある民進党が一致団結して再出発していこうという状況にもかかわらず、何とこの代表選の際には、8票の無効票がありました。

まさに暗雲立ち込める再出発となったわけです。

 

案の上、民進党の中では次世代のトップとして期待されていた山尾志桜里議員のダブル不倫問題が雑誌に取り上げられます。

山尾議員は、幹事長就任が内定していたにもかかわらず、結局は9月8日に民進党を離党に追い込まれました。

記者会見をおこなった山尾志桜里議員は、約6分間の説明後、記者の質問には一言も答えることなくその場を離れました。

 

政府に対してあれほど『説明責任』を追求していた人物が、自身が逆の立場になった時には、まったく『説明責任』を果そうとはしませんでした。

 

民進党では更に離党者が続き、9月半ばになって鈴木義弘議員、笠浩史議員、後藤祐一議員の三人が離党届を提出します。

彼らはいづれも、細野豪史議員が民進党時代に率いていたグループ「自誓会」のメンバーで、今後細野議員と行動を共にしていくことはほぼ確実です。

 

民進党の行方(9/18追記)

最悪ともいえるこの再出発の状況を、前原誠司代表はどう乗り越えていくのでしょうか。

そんな中、昨日新しいニュースが飛び込んできました。

【日テレNEWS24 2017.9.17】

安倍首相は今月28日に召集される臨時国会の冒頭に、衆議院の解散に踏み切る意向を固めた。

安倍首相は、内閣支持率が回復していることや野党・民進党で離党者が相次いでいること、また、小池東京都知事に近い若狭衆議院議員が結成を目指す新党の準備が整っていないことなどから、臨時国会冒頭に衆議院を解散する意向を固めた。

衆議院選挙は来月22日か29日が有力とみられている。

今後、共産党との選挙協力をどうしていくのかという大きな課題を抱えている前原誠司代表にとって、これほど痛いタイミングでの解散はないのではないでしょうか。

民進党にとっては最後の試練になる可能性大です。

 

しかし日本の政治全体にとっては良いことであると私は思います。

そもそも民進党の前身である民主党は、極論すれば、自民党に対抗するために、昔の社会党議員と自民党離脱議員が一緒になって作った政党です。

党の綱領を作成すると分裂してしまうがために、それを作成することもできずに、何十年も存続してきた不思議な政党が、民主党(民進党)ともいえます。

日本政治の歴史で考えると、自民党を下野させ、自民党に強烈なお灸をすえる役割を果たすために生まれた政党かもしれません。

もうその役割は必要なくなりました。

1980年代、最盛期には200名の国会議員を擁した社会党も、党名を社民党に変え現在は4名の国会議員が在籍するのみで、まさに風前の灯です。

 

二大政党制が本当に日本に適しているのか、小選挙区制を見直す必要はないのか、衆議院と参議院のあり方はこのままでいいのかなど、今後考えていくべき政治のあり方や課題は山積しています。

小手先の政界再編では、民進党の名前を変えただけの政治勢力ができるだけですので、私達国民がもっと積極的に政治にかかわっていく必要性を感じます。

 

【関連記事】⇒『長島昭久議員「離党しなさい」の声にやっと応える  今後は?

 

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