都民ファーストの会は、『民進党だらけ』は本当か?

都議会議員選挙真っ最中、都民ファーストの会は、自民党の“オウンゴール”で議席数をかなり伸ばすのでは?というニュースが飛び込んできました。

【夕刊フジ 2017.6.29】

東京都議選(7月2日投開票)で、自民党がのたうち回っている。

いわゆる「加計学園」問題や、離党届を提出した豊田真由子衆院議員の暴言・暴行問題に加え、稲田朋美防衛相が「自衛隊の政治利用」と受け取られる軽率極まる失言を炸裂(さくれつ)させたのだ。

自民党は「三重苦」ともいえる大苦境に陥り、現有57議席から「20議席減」の30議席台に落ち込む可能性が高まってきた。

相次ぐ敵失を受け、小池百合子都知事率いる地域政党「都民ファーストの会」(小池新党)は40議席台後半に届く勢いだ。

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都民ファーストの会・現職都議会議員

都民ファーストの会には現在、現職の都議会議員は5名います。 もちろん最初から都民ファーストの会の議員として当選したわけではありません。

ネット上では、『都民ファーストの会は民進党だらけ』ということも言われていますが、実際のところはどうなのでしょうか?

まず現職の都議会議員は、音喜多駿都議(北区)、両角穣都議(八王子市)、上田令子都議(江戸川区)、山内晃都議(品川区)、木村基成都議(小金井市)です。

前に所属していた党名を個別に見てみると、音喜多駿都議はみんなの党、両角穣都議も同様にみんなの党、上田令子都議は、民主党からみんなの党に移籍しています。

山内晃都議と木村基成都議は、もとは自民党所属の議員でした。 ちなみに木村基成都議、今回の都議会議員選挙では小金井市ではなく、世田谷区から立候補しています。

現職の都議会議員でいうと、5人中1名が民主党(現・民進党)に以前所属していた議員ということになります。

5人の現職都議会議員では、移籍組は民進党よりも自民党議員の方が多いので、『民進党だらけ』とはとても言えません。

 

23区の都民ファースト公認候補(前半)

では、今回の都議会選挙に立候補している候補者の経歴は、はたして『民進党だらけ』と言えるのか確認してみましょう。

まずは、23区の候補者から。(プロフィールの詳細は省きました)

 

 氏 名  選挙区  現職・前職
樋口高顕 千代田区 電通

西郷あゆ美

(旧姓・森谷)

中央区 民進党中央区議
入江のぶこ 港区 フジテレビ社員
森口つかさ 新宿区 元小池秘書
増子ひろき 文京区 元民主党都議      
保坂まさひろ 台東区  自民党台東区議  
成清梨沙子 墨田区 公認会計士
白戸太朗 江東区 プロトライアスリート
(山内晃) 品川区 自民党都議 ※現職都議
森澤恭子 品川区 日本テレビ、株式会社LiB
伊藤悠 目黒区 元民主党都議
栗下善行 大田区 元民主党都議
もり愛 大田区 元民主党区議
(木村基成) 世田谷区 自民党都議 ※現職都議
福島りえこ 世田谷区 東芝研究開発

 

先ほど現職都議会議員として紹介した2名を除いて、13名中、5名が元民進党(旧民主党)議員でした。

 

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23区の都民ファースト公認候補(後半)

続いて、23区後半の地区も見てみましょう。

  氏 名  選挙区   現職・前職
龍円あいり 渋谷区 テレビ朝日
荒木ちはる 中野区 小池百合子公設第一秘書
鳥居こうすけ 杉並区 東京医科大学客員教授
茜ケ久保嘉代子 杉並区 教育コンサルタント
本橋ひろたか 豊島区 自民党豊島区議
(音喜多駿) 北区 みんなの党 ※現職都議
平けいしょう 板橋区 下村博文公設第一秘書
木下ふみこ 板橋区 博報堂
おじま紘平 練馬区  自民党練馬区議       
村松一希    練馬区 自民党練馬区議    
後藤なみ 足立区 人材系企業
ばば信男 足立区 自民党足立区議
米川大二郎 葛飾区 自民党葛飾区議
田の上いくこ 江戸川区 元民主党都議会議員
(上田令子) 江戸川区 民主党→みんなの党※現職都議

 

かっこ内は、現職都議会議員です。 その2名を除いて13名中、民進党(旧民主党)出身者は1名でした。

かえって目立っているのが、自民党出身の区議から今回の都議会議員選挙に、都民ファーストの会から出馬している人達で、5名もいます。

 

次に、多摩・島嶼地区の候補者を見てみましょう。

 

多摩・島嶼地区の都民ファースト公認候補

 氏 名  選挙区   現職・前職
滝田やすひこ 八王子市 三井物産
(両角穣) 八王子市 みんなの党 ※現職都議
増田一郎 立川市 証券会社
鈴木邦和 武蔵野市 会社取締役
山田ひろし 三鷹市 弁護士
森村たかゆき 青梅市 保険見直し本舗取締役
小山くにひこ 府中市 民進党都議
藤井あきら 府中市 日本マイクロソフト
内山真吾 昭島市   民進党昭島市議
おくざわ高広  町田市     西村康稔議員秘書  
つじの栄作 小金井市 精神科医
佐野いくお 小平市 自民党小平市議
菅原直志 日野市 民進党日野市議
桐山ひとみ 西東京市  民進党西東京市議
清水やすこ  西多摩地区 税理士       
斉藤れいな 南多摩第一 シンガーソングライター
関野たかなり 北多摩第一 みんなの党東大和市議
岡本こうき 北多摩第二 弁護士
細谷しょうこ 北多摩第四 自民党東久留米市議
山下崇 島部第一 自民党八丈町議

以上、19名のうち、民進党(旧民主党)出身者は4名でした。

 

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まとめ

東京23区と多摩・島嶼地区、都民ファーストの会公認のそれぞれの候補者の現・前職業を見てきました。(個別に調べましたが、間違いがあったら訂正します。ご指摘の際はコメント下さい。)

その結果、公認候補50名のうち、民進党(旧民主党)出身者は合計11名でした。 たしかに多いといえば多いですが、自民党出身者も同様に11名がいます。

『民進党だらけ』というのは、ちょっと言い過ぎなところもありますね。

 

ちょっと付け加えると、今回無所属で出馬し、都民ファーストの会が推薦している候補が何人かいます。 

例えば民進党の柿沢未途衆議院議員の妻である柿沢雪絵候補(現都議会議員)は、都議会議員選挙直前に民進党を離党し、今回は無所属で江東区から出馬しています。

各選挙区(候補)の事情によりそうなっているものかと思いますが、かりに当選したならば、小池百合子都知事を支える議会勢力になるでしょう。

 

【関連記事】⇒『都民ファーストの会 代表の野田数氏が横領って本当?

 

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