日本ファーストの会の代表は若狭勝 政治塾募集要項を確認してみた

政治団体「日本ファーストの会」が設立されました。 代表は、若狭勝衆議院議員です。

また若狭勝議員は、政治塾として「輝照塾」(きしょうじゅく)を立上げ、塾長にもなっています。

今後、「日本ファーストの会」は組織をどう拡大していくのでしょうか。そして政界の中で、どのような役割をはたしていけるのでしょう。

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「日本ファーストの会」発足

8月7日、若狭勝議員は、「日本ファーストの会」の設立を発表しました。

このタイミングでの政治団体設立は、

①都民ファーストの会が、東京都議会議員選挙に圧勝したことで、自民党にかわる受け皿となる政党があれば選挙に勝てると踏んだこと

②衆議院の解散がいつあってもいいよう早めに対処し、12月末までに政党を立上げ、政党要件を満たして政党交付金を受けとること

この辺りが大きな二点かと思います。

 

政党交付金とは何でしょうか?

総務省のHPを見てみましょう。

政党助成制度

政党助成制度は、国が政党に対し政党交付金による助成を行うことにより、政党の政治活動の健全な発達の促進及びその公明と公正の確保を図り、もって民主政治の健全な発展に寄与することを目的とした制度です。

<政党交付金の交付の対象となる政党>

1.国会議員5人以上を有する政治団体

2.国会議員を有し、かつ、前回の衆議院議員総選挙の小選挙区選挙若しくは比例代表選挙又は前回若しくは前々回の参議院議員通常選挙の選挙区選挙若しくは比例代表選挙で得票率が2%以上の政治団体。

要するに、政党として一定の要件を満たした団体に、政治活動を行うためのお金を国が交付してくれる制度です。

 

「日本ファーストの会」名称への批判

当初、『国民ファーストの会』という名称になるのではといわれていましたが、すでに今年の5月に後藤輝樹氏が『国民ファーストの会』として総務省に届け出をしていましたので、その名称を使用することができませんでした。

たぶん苦肉の策として若狭勝代表は、日本ファーストの会という名称にしたのでしょうが、あまり印象がよくありません。

 

 

 

 

一部の声かもしれませんが、たしかに言われてみればその通りといった意見ではあります。

 

いずれにしても、あまり評判が良くないからでしょうか、若狭勝代表はTV出演の際に「(日本ファーストの会は)あくまで新党を作るための政治団体で、新党を作る時には全然違う名前になると思います」と弁明しています。

 

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小池百合子東京都知事との関係

若狭勝代表は、国政新党への小池百合子の参画について「直ちに代表になることはない」と言っていますが、現在の東京都知事としての立ち位置を考えるとある意味当然です。

小池百合子知事が東京都知事に就任してから約1年、豊洲市場移転の問題や東京オリンピックの準備など含めて、やるべきことが山積しています。 本来なら、東京都の行政に関わるだけでも手一杯のはずです。

小池都知事は都議選で圧勝した今年の7月3日、国政進出の可能性を聞かれて、「今はそういう状況ではない」と否定しながらも、「都民ファーストならぬ国民ファーストをベースに考える方が増えれば、国民にとってもいいことではないか」と述べていました。

 

小池百合子都知事は、世論を見極めようとしています。

『私は都政に集中したいと思っていますけれど、国民の皆さんはどう思いますか』と暗黙の問いかけをして、若狭勝議員を表に出し、国民のその反応を見ているのでしょう。

そして、自分がどのタイミングで表に立てば良いのか、見計らっている状況だと私は思います。

 

政治塾「輝照塾」塾生募集

輝照塾では現在、塾生の募集を行っています。(開講9/16、応募締切8/31)

第一期として半年間で六回の講義が行われる予定で、第一回目の講師はもちろん、小池百合子都知事です。

一時間の講義と一時間のグループワーク、計二時間の構成になっています。

「こんな短い時間で何ができるの!」と怒らないで下さい。

これはあくまでも、次の衆議院議員選挙の立候補者を集めたり、ふるいにかけるための手段に過ぎません。 政治家の育成というよりは、即戦力となる人材を見いだすための手法でしょう。

政治塾の応募フォームには、名前や連絡先の他に、憲法や外交・安全保障などについて賛成反対(4択)を答える設問があります。

ざっと数えてみましたが、50個ありました。 幅広い設問になっています。

こんな感じの設問です。

 

 

 

現職の国会議員でさえ、本当の意味で見識ある回答ができる政治家が果たして何人いるかという内容です。

個人的には、もっと絞りこんだ内容にしても良かったのではないかと思いますが、各設問が重要度でランク付けされていて、この書類選考で明らかに政治的信条が異なる人は、ふるい落とされるのかもしれません。

 

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「日本ファーストの会」はどんな組織になる?

日本ファーストの会は、自民党と何が違うのでしょうか?

今のところ、その辺りを明確化するのに苦慮している感じをうけます。

【産経ニュース 2017.8.11】

民進党を離党した細野豪志元環境相は11日夜、東京都内で政治団体「日本ファーストの会」代表の若狭勝衆院議員と会談した。 両氏はそれぞれ新党を立ち上げる意向を表明しており、会談では今後の連携を視野に、政策協議を継続していくことで一致した。

若狭勝議員と民進党を離党した細野豪志議員は、会談では、地方分権をめぐる憲法改正の必要性などでほぼ一致したということです。

 

『しがらみ政治の脱却』や『政治の透明化』を全面にたてて、東京都議会議員選挙を戦った都民ファーストの会でしたが、そういったアプローチ方法は旧来から主張があったものであり、民主党が政権をとった時にも用いられました。

民主党政権が2009年から2012年の3年3ヵ月にわたって日本を先導してきた結果、「やっぱり自民党でなけりゃダメなのか」という思いになったのが、国民の大半だったといえます。

あれからおよそ5年が経つなかで、今度は『国民ファーストの会』が檜舞台に立とうとしています。

理想や理念があってそこに人が集まる、これがベストでしょう。

好き嫌いは別にして、自民党や公明党や共産党は、正にこのかたちです。 政策は多少ぶれても、目指すところが同じ人達が集まった党なので、半世紀以上に渡って、党が存在しています。

宗教的要素(創価学会、共産主義思想)がない状態では難しいのかもしれませんが、挑戦しなければ、何も新しいものは生み出されません。

国民ファーストの会には、期待は持てるのか?

答えはもうしばらく待たなければならないでしょう。

 

【関連記事】⇒『都民ファーストの会が取材制限?

 

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