希望の党の公認候補者に『隠れ左派』はいないのか?

小池百合子都知事が立ち上げた希望の党が、良い意味でも悪い意味でも注目されています。

新しい政治の流れに『希望』を感じる人もいれば、『寄せ集め集団』『小池“野望”の党』と懐疑的に見る人もいます。

希望の党から出馬する人達は、もともと民進党に所属していた国会議員が多くをしめていますので、主義主張が玉虫色の人がいると言われています。

今回は、希望の党が選挙において公認候補とする際に、踏み絵と称された『政策協定書』のいくつかの項目から、『隠れ左派』について確認してみます。

 

「あなた本当に、希望の党の政策に納得しているの?」

希望の党公認の各候補者の過去の言動や所属先などから、検証してみましょう。

 

Sponsored Link

民進党内の左派

自分達を“リベラル”と称する民進党内のいわれる左派の国会議員は、枝野幸男を中心に、立憲民主党を立ち上げました。

『リベラル』と調べると、

<デジタル大辞泉> リベラル【liberal】

政治的に穏健な革新をめざす立場をとるさま。

 

<大辞林 第三版> リベラル【liberal】

◎自由を重んじるさま。伝統や習慣にとらわれないさま。また、そのような立場の人。

◎穏やかに改革を行おうとするさま。また、そのような立場や人。

 

このように、好意的な意味に受け止められ、マスメディアでもそのように報道されています。 しかし日本では実際、『リベラル』を主張する人達の多くが、左派的思考の人だといって間違いありません。

立憲民主党のメンバーを見ればそれがわかります。

希望の党の主義主張とは相容れないとして立ち上げメンバーとなったのは、菅直人や辻元清美、赤松広隆や長妻昭です。

このことに対しては、おおむね評価する人達の言論が目立ちます。

 

 

 

要するに、寄らば大樹とばかりに、希望の党にすり寄らず、政治信念を曲げずに新党を作ったことを、評価しているのです。

考え方に賛同する人はもちろん、思想信条が違う人達も、「敵ながら、あっぱれ」という感じです。

もちろん、こんなツイートもありますが。

 

 

Sponsored Link

民進党の自己矛盾

今さら言うまでもありませんが、民進党の問題点は、党の中に保守的議員と革新的議員が混在していたことです。

一番顕著な例でいえば、日本国憲法にたいして改憲派もいれば護憲派もいる状態でした。

 

そもそもこの基本的な考え方が違っているにも関わらず、同じ党のメンバーとして一緒に政治をしているという意味がわかりません。

大同小異ではなく、『小同大異』です。

 

自己矛盾を抱えた組織が、よくここまで存続したと、民進党(民主党)に対して、かえって誉めてあげるべきかもしれません。

 

「自民党だって考え方はバラバラだ」という意見もあります。

確かにそうです。 ただ憲法に関していえば、自民党の結党精神は、『自主憲法制定』が柱になっています。

「今まで70年以上憲法に手をつけられなかったのに、何が『自主憲法制定』だよ」という批判はあるでしょうが、それはまた別の問題です。

自民党は一応、大前提があって組織が存在しています。

 

希望の党内の左派?

では、個別の議員について、過去の言動や所属先を確認しつつ「この議員、隠れ左派じゃない?」という人物を独断で探してみます。

あくまでネット上の情報を参考に、『怪しい』と個人的に思う人をあげました。

 

『君子豹変す』という言葉があるように、過去の考えが間違っていたと反省し、考え方や政策を変えることは決して悪いことではありません。

もしかすると、そういう人も交じっているかもしれませんが、そうであれば公的立場の人間として当然、そのことに対しての説明責任が生じます。

 

今回は、『隠れ左派』かどうかのリトマス紙の役割を、希望の党の政策協定書の中から、私が勝手に選んだ3項目につとめてもらいます。

【希望の党・政策協定書】

2.現下の厳しい国際情勢に鑑み、現行の安全保障法制については、憲法に則り適切に運用する。  (則り(のっとり):手本として従う。規準・規範とする)

4.憲法改正を支持し、憲法改正論議を幅広く進めること。

6.外国人に対する地方参政権の付与に反対すること。

 

これだけたくさんの候補者がいるので、すべての人を検証することはできませんので、もし「この人、怪しくない?」という人物がいたら教えて下さい。

 

Sponsored Link

 

寺田学

民進党では、菅グループ(国のかたち研究会)に所属した菅直人の側近の一人です。

この一文だけで、アウトのような気がします。 

寺田学は菅政権で、内閣総理大臣補佐官を務めました。 1976年9月生まれで、まだ41歳です。

 

菅直人という人は、1960年代の安保闘争で学生運動を激しくおこなった人物です。 その後、市川房江とともに市民運動を行い、政界入りしました。

菅直人はもちろん、希望の党の政策協定書というフィルターを絶対通過することができない考え方の持ち主です。 そのことを否定する人はいないでしょう。

寺田学は、菅直人と決別したのでしょうか?

つい最近の民進党の代表選挙で寺田学は、菅直人と共に、枝野幸男の推薦人に名前があります。

 

筆坂秀世という、元共産党政策委員長(No.4)だった人物がいます。

筆坂秀世は現在、共産党を脱会し、共産党批判や組織の問題点を指摘し言論活動をおこなっていますが、きちんと過去の過ちを認めています。

 

菅直人が立憲民主党に行ったことを考えれば、なぜ寺田学は小池百合子の希望の党を選択したのか。 しっかりと有権者に説明責任を果たしてもらいたいと思います。

ちょっと古い(2005年)ものですが、寺田学が書いた文章の一部です。

依然として「憲法は改正しなくていい」と考えている。

その考えは、昨年よりも増して強まった。

 

櫛渕万里

櫛渕万里は、ピースボートの元事務局長でした。

ピースボートというのは、立憲民主党の辻元清美が中心になって、20歳代の時に立ち上げたNGO団体です。(設立1983年)

詳細は省きますが、政治的意図を持って設立された団体であることは間違いありません。

櫛渕万里は、2008年にピースボートを退職し、その後政界に進出してきました。

今年の9月の時点では、政治記者の間に出回っていた(民進党議員)「排除リスト」の中に、櫛渕万里の名前も入っていたということなので、何らかの動きがあって、排除リストから外されたようです。

都内で行われた9月のある集会では、同じ活動をしてきたメンバーから「希望の党へ行くということなら、国会議員になる前にピースボートの活動をしてきた生き方を否定することになるのではないか」と批判されています。

 

 

後藤祐一

後藤祐一は、永住外国人への地方選挙権付与に賛成の立場を取っていました。

これは、政権協定書の6に相反した内容です、

この件に関しては、民進党の前原誠司代表がこのように述べています。 これを読むと、「政治家っていったい何なの!」と思ってしまう人が多いのではないでしょうか。

「私はもともと、地方参政権について賛成の立場だ。在日の方々で、まさに日本で生まれ育って国籍の言葉もしゃべれない人もたくさんいる。

そういった人については地方参政権を認めるべきではないかという考え方は、まったく変わっていないが、他方で沖縄や長崎の離島に対して集団的に外国人が入ってきて、そして地方参政権を認めた場合にその地域が、言ってみれば支配される、あるいは行政がゆがめられる。

こういった懸念は当然ながら想定しなくてはいけないということなので、そういうことを考えた場合においては、地方参政権においては慎重であるべきだということについては何ら問題ないし、今でも考え方は何ら矛盾はない」

 

『6.外国人に対する地方参政権の付与に反対すること』

この6の政権協定書の文章に関して、外国人の前に特別永住という文言が書いていないことがポイントです。

前原代表が言う在日の方々というのは、法律的には『特別永住者』という位置づけになります。 だからこそ、前原代表のロジックが通用するわけです。

前原発言からわかるように、今回の民進党から希望の党に入党したメンバーで、特別永住外国人地方参政権に賛成の議員は、前原ロジックで説明がつくことになってしまいます。

   『特別永住者とは?特権はあるのか

 

後々、その認識を小池百合子希望の党代表が認めるかどうかはわかりませんが、得意の梯子はずしが行われることも予想できます。

 

後藤祐一の話に戻します。

後藤祐一は過去において、『市民の党』の支援を受けて選挙を戦ったことがあります。

写真左の人物は、市民の党代表の斎藤まさしです。 菅直人とは四半世紀をこえた友人で、左翼で市民運動家バリバリの人物です。

2006年の選挙で、市民の党の支援を受けたことを後藤祐一は認めていますが、それ以降は関係を絶っていると言っています。

菅直人を通じての関係かもしれませんが、菅直人と一緒に行動するということがどういう意味があるのか、いい加減に理解する必要があります。

 

Sponsored Link

 

金ヶ崎絵美

東京22区公認候補は、金ヶ崎絵美です。

彼女は弁護士で、第二東京弁護士会に所属しています。 第二東京弁護士会は会の総意として、安倍政権が進める安保法制に反対する立場です。

もちろん金ヶ崎絵美自身もそのスタンスです。

 

 

柴田未来 

石川2区から出馬している柴田未来という人物がいます。

HPのプロフィール欄には、2013年から祖母の先祖の地である石川県に移住して、弁護士の仕事を続けながら石川県に根をおろす(要約)と書かれていますが、2016年の参議院議員選挙(石川選挙区)に出馬し落選したことは書いてありません。

 

昨年の選挙では、野党統一候補として『改憲反対』『安保法廃止』を掲げて戦っていました。

写真は左から、本間信和(SEALDs)、山口二郎(法政大学)、福島みずほ(社民党)、柴田未来です。

 

柴田未来自身、石川県に移住する前は、第二東京弁護士会に所属していました。 もちろん、福島みずほも第二東京弁護士会に所属しています。

柴田未来が、この面々から応援される意味を理解していないはずはありません。

柴田未来のHPには、政策ステートメントという項目がありますが、憲法・安全保障のことは一言も書かれていません。



福島みずほとはケンカ別れして、希望の党からの出馬でしょうか? それとも、もし当選したならば、福島みずほらと水面下で協力していくつもりなのでしょうか?

いづれにしても有権者に説明する責任があります。 うやむやにすることなく、誠意を見せてほしいですね。

 

小川淳也

香川1区選挙区から出馬している元民進党(4期)の国会議員です。

『憲法改正』に対して希望の党の公約には、こう書かれています。

「憲法9条を含め憲法改正論議をすすめます。国民の知る権利、地方自治の分権を明記します」(公約8)

それに対して小川淳也は、『憲法9条改悪反対』と現時点でのHPで、はっきりと言い切っています。

『9条改悪』という言葉じたい共産党や左派がイメージ操作で頻繁に使う用語です。 小川淳也のHPからスクリーンショットしたものを貼り付けたのが以下です。

 

また、「立憲民主党には行かないのですか?」という問いに対して、





希望の党が選挙後に立憲民主党と連係するかは別にして、小川淳也の中ではすでに明確に左派政党の立憲民主党と歩調を合わせる準備ができあがっているようです。

 

いかがでしょうか?

ご自身の選挙区にどんな候補者が立候補しているのか、その経歴や過去の言動などを良く確認されて、判断することをお勧めします。

 

【関連記事】⇒『前原誠司の経歴と「言うだけ番長」と言われる理由

 

Sponsored Link

SNSでもご購読できます。

関連コンテンツ

コメントを残す

*