民進党の参議院議員の人数は? どうなる今後の去就

民進党の迷走が続いています。

民主党と維新の党が合流して、民進党が設立されたのが、2016年3月のことでした。 それからおよそ1年7ヶ月、一時は政権まで担った政党のあまりにもあっけない崩壊劇。

今回の衆議院議員選挙で、民進党所属だった衆議院議員は、それぞれ希望の党、立憲民主党、無所属で出馬していきました。

では今後、民進党所属の参議院議員は、どういった方向に進んでいくのでしょうか。

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前原民進党代表の決断

蓮舫の代表辞任から民進党の代表選挙が行われたのが、9月1日でした。

新しく民進党代表に就任した前原誠司は、就任から27日後の9月28日両院議員総会において、希望の党への合流を提案し、満場一致で了承されました。

新代表に就任してこれから民進党の再出発という時の初仕事が、別の党への合流=民進党解党という流れなわけですから、自民党やマスメディア、国民は予想だにしなかったことでした。

前原代表も小池百合子希望の党代表もその反応に、ほくそ笑んでいたのではないでしょうか。

   『小池百合子都知事の任期はいつまで?

 

立憲民主党の立ち上げ

ところが、総会で満場一致だった民進党議員の中に、反発が生まれます。

それは当初、民進党議員全員が希望の党合流という前原代表の説明と、小池百合子代表の「全員を受け入れる考えはさらさらない」(9月29日)という発言が食い違っていたからです。

ちょっと考えればわかることですが、希望の党が民進党をそのまま飲み込んだら、看板だけが希望の党になるだけで、中身はほとんど民進党と変わりません。

議員の数と政党助成金という資金を盾に、民進党議員に主導権を握られたくない策士・小池百合子が、そんな方針でことを進めるはずはありません。

社会党系左派議員の合流を断ることは、ある意味自然な流れです。

小池百合子代表は更に、「(護憲派・左派は)排除いたします」という過激な言葉を用いて、左派系民進党議員を選別しました。

 

これに激怒し、そく反応したのが枝野幸男でした。

10月2日には、長妻昭や菅直人らと共に立憲民主党を立ち上げます。

そして彼らは、「主義主張を曲げずにスジを通した」と評価され、合流する議員や支援者が増えていきました。

   『立憲民主党は今後どうなる?

 

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民進党参議院議員の動向

問題は、民進党内の参議院議員の今後の動向です。 9月末の時点で、民進党所属の参議院議員は、48名でした。(参照:民進党HP) ※10月末時点:46名

10月に入った5日に、参議院議員で初めて離党者が出ます。 福山哲郎参議院議員です。

福山哲郎は「入党する際に安全保障法制に賛成しろという条件を付されるような政党に行くことはできない」と民進党を離党後、立憲民主党へ入党し幹事長に就任しました。

 

現在の民進党の参院議員会長は、弁護士出身の小川敏夫議員です。

その小川敏夫が最近発した言葉が、波紋をよびます。

【日本経済新聞 2017.10.12】

「参院議員の過半の人が希望に行かない意思表明をしている。 議論すれば希望に合流する機関決定は出ない」と明言した。 前原氏に関しては「希望の党に行く人だ。民進党を管理するのはおかしい」と突き放した。

衆院選後の民進党のあり方に関し「立憲民主党だけでなく、無所属の人も、希望に行った人も含めて大きな勢力となり、民進党を取り戻したい」とした。 街頭演説でも「民進党は不滅だ。これからも存続する。 選挙後、これまで一緒にやってきた民進党を大きな軸として結集し安倍自民党政権を打倒する」と訴えた。

これに対して、希望の党の細野豪志や民進党代表の前原誠司がすぐに反応しました。

細野豪志「われわれは新しい党をつくって選択肢を示した。(希望から)元の民進党に戻るのはあり得ない」

 

前原誠司「これほど有権者を愚弄した話はない。希望の党で審判を受けたら、その政党でやるのは当たり前だ。再結集は絶対にやってはならない」

あまりにも国民をバカにした小川発言ですから、二人がそう反発するのは当然です。

しかし、選挙後の結果として、小川発言のような形になっても不思議ではありません。

というのは、以前の記事に書いたように、現在希望の党から立候補している人の中に、「この人、本当に希望の党が掲げる政策を受け入れているの?」と疑われても仕方ない人物がいるからです。

   『希望の党に「隠れ左派」はいないのか?

 

小川発言では、「参院議員の過半の人が希望に行かない意思表明をしている」と言っています。

社民党出身の鉢呂吉雄や朝鮮日報日本支社長を歴任した韓国系日本人の白眞勲、元共産党党員の有田芳生、元日本教職員組合幹部の神本美恵子などは、希望の党への合流はしないでしょう。

 

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民進党の今後

前原誠司代表は、今後の民進党について、「(党所属参院議員を)民進党として活動させるとは考えていない」と語っています。

しかし小川参院議員会長によれば、衆院選後ただちに両院議員総会の招集を求める方針で、前原誠司代表が代表を辞職しない場合、解任決議案を提出する動きがあるといいます。

民進党規約では、議員の2分の1以上の賛同で代表解任選挙が実施できると書いてあります。

 

前原代表の解任や参議院民進党の存続ということになれば、政党交付金の問題もクローズアップされてくる可能性が大です。 お金が絡んでくると、益々醜い争いになるのは世の常です。

いずれにしても衆院選後に、民進党存続の答えは出るのでしょうが、国民の政治不信が更に広がらないよう、政治理念が一致するメンバーでの結集を心がけてもらいたいものです。

 

前原代表辞任後の民進党の末路(追記11/1)

衆議院議員選挙が終わって、新しい動きがありました。

前原誠司民進党代表が10月30日に辞任し、新しい民進党代表に大塚耕平参議院議員が選ばれました。

【SankeiBiz 2017.10.31】

民進党は31日午後の両院議員総会で、前原誠司氏の後任代表に大塚耕平参院議員(58)を正式に選出した。

大塚新代表の任期は来年9月末まで。 午後1時まで行われた立候補の受付では、大塚氏以外の届け出はなかった。

これはある意味当然です。

これから別の組織(希望の党)に行くことが決まっている人(前原)に、現存の組織(民進党)の事を、あれこれ決めてほしいとは思う人はいないでしょう。

言葉は悪いですが、「もう、とっとと出て行ってくれ!」という感じかと思います。

   『前原誠司 希望の党では一兵卒で満足できるのか?

 

ただし、参議院民進党は残りましたが、それを支える地方組織が今後どうなっていくかという問題があります。

2019年春には、統一地方選挙が控えています。 民進党の現在の地方議員が、民進党の名前を残したまま現場で戦えるのかというと、それは難しいことです。

 

立憲民主党にしても希望の党にしても、今後地方組織の充実に努めていくことが必須なわけですから、統一地方選挙に向けて公認の候補者をどんどん育成していくでしょう。

その対象となるのは、新しい人材はもちろんですが、中心になるのは民進党の地方議員に他なりません。

 

徐々に民進党の地方議員が消えていく中で、中央の組織が生き残れるはずもなく、現在の参議院民進党は、身の振り方を考える猶予期間を過ごしているとしか考えざるを得ません。

 

【関連記事】⇒『前原誠司「言うだけ番長」と言われる理由が知りたい

 

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