麻生太郎が過去おこなった失言集 切り取られた政治家の『失言』はいらない

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1940年9月生まれの麻生太郎議員、東京オリンピックの際には、80歳になります。

国会での答弁を見ているかぎり、その年齢を感じさせないものがあります。

べらんめえ調で、歯に衣着せぬ物言いは、まさに昭和の国会議員という趣です。

その麻生太郎議員、マスメディアで度々その発言を『失言』として、取り上げられることが多いようです。

昔は今ほど、ちょっとした言葉尻をとらえて『失言』と責められることも少なかったような気がします。

国務大臣であれば、その『失言』が政権にとって大きな打撃を与えることもあるので、身近な会合であっても、気をゆるして軽口をたたくと、大変なことになってしまいます。

では、麻生太郎議員の『失言』といわれている発言をみてみましょう。 更に、マスメディアが切り取る『失言』について考えてみます。

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麻生太郎『失言』集

90歳発言

【毎日新聞 2016.6.17】

<麻生氏 いつまで生きるつもりだ…高齢者について講演会で>

麻生太郎財務相(75)は17日、北海道小樽市で開かれた自民党支部大会で講演し、「90になって老後が心配とか、訳の分からないことを言っている人がテレビに出ていたけど、『お前いつまで生きているつもりだ』と思いながら見ていました」と述べた。高齢者らの反発も予想される。

麻生氏は講演で国内の消費拡大などが必要と指摘したうえで、「お金を何に使うかをぜひ考えてほしい。金は使わなきゃ何の意味もない。さらにためてどうするんです?」と述べた後に発言した。

基本的に麻生太郎議員は毒舌です。 そして、話は漫談のようにおもしろい。

それが記事に書かれた「90になって老後が心配とか、訳の分からないことを言っている」「いつまで生きているつもりだ」という表現になっています。

この時の話は、個人の総金融資産が1760兆円(現金で約900兆円)あることに言及して、それだけのお金があるのだから貯めこまず使いましょうという主旨のことを言ったまでです。

 

ヒトラー発言

【日刊ゲンダイ 2017.8.30】

29日、横浜市内で自らが会長を務める自民党・麻生派の研修会で「(政治家は)結果が大事。何百万人殺したヒトラーは、いくら動機が正しくても駄目なんですよ」などと語った。

ナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺の動機を擁護したと受け取れる発言で、今後、内外から厳しい批判を受ける可能性がある。

この発言に対しては、翌日全面的に撤回しています。

「私の発言が、私の真意と異なり誤解を招いたことは遺憾」とした上で、「私がヒトラーについて、極めて否定的にとらえていることは、発言の全体から明らかであり、ヒトラーは動機においても誤っていたことも明らかである」と語った。(朝日新聞 2017.8.30)

ヒトラーの例えは、特に誤解を受けやすいので、今後しない方が良いでしょう。

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北朝鮮発言

【産経新聞 2017.10.27】

麻生太郎財務相兼副総理が衆院選で自民党が大勝した理由について「北朝鮮のおかげ」と発言したことに対し、野党から批判の声が相次いだ。

立憲民主党の長妻昭代表代行は27日午前、国会内で記者団に「とんでもない発言だ。国会を開いて追及をし、(発言の)撤回、謝罪を求めていきたい」と批判した。

民進党の衆議院議員が、無所属や希望の党、立憲民主党に別れて戦った選挙が終わった後、麻生太郎議員の発言を、野党が批判しました。

この「北朝鮮のおかげ」という言葉を問題視するとすれば、そのニュアンスに「北朝鮮ありがとう」という意味合いが含まれていれば、わからなくもありません。

では、「北朝鮮のおかげ」の前後の文章をみてみましょう。

この発言は、東京都内での自民党議員のパーティーでのものです。

「少なくとも社会党・共産党等々のいわゆる左翼という勢力が3割を切ったなどという歴史はこれまで一回もありません。(中略)したがって、2割を切ったなどというのは、これはもう始まって以来のことが起きたんだというように、私はあの数字を見てるとそんな感じがしております。」

「明らかに北朝鮮のおかげもありましょうし、いろいろな方々がいろんな意識をお持ちになられたんだと思って、特に日本海側の遊説をしていると、つくづくそう思って、声をかけられる話が、そういう声をかけられるのがすごい多かったのが、遊説をしていた私どもの正直な実感です。」

「いずれにしても、大きく私どもの時代というものが、独立この方、かなりの時間が経ちますけども、最もなんとなく、前の安全保障の面でも極めて難しい状態になってきたという状況にあって、誰をリーダーにするかというのを有権者の方々で真剣に考えていただいた結果が、今日の結果を招いたと思っていますが、その負託に応えるためにも、私どもきっちり、その対応をやっていかねばならんと思っています」

要するに、国民が危機意識(北朝鮮の核・ミサイル)を正常に持ち始めたので、左翼を支持する人達が減っているという現象につながり、自民党としてはその声に応えていきたいということを語ったに過ぎません。

全体を見れば、目くじらを立てて批判する内容にはとても思えません。

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マスメディアの『失言』報道

マスメディアによって、発言の一部を切り取って報じらると、どうしても悪いイメージが伝わってしまいます。

また、話し言葉を文章にすると、冗談ののりで言った言葉が『棘のある単語』として感じられることもあります。

話しの流れの中で、どういった文脈で語られた言葉なのかも判断しないと、本当に『失言』なのかわかりません。

ただし上記のような内容を、マスメディアが知らないはずはないと思います。

こう報道すれば、どう国民が感じるのか、ある程度予測して伝えていると思って間違いありません。

ある面、国民をバカにしているといってもいいです。 一定数の国民が、報道のままに信じてしまうと思っているからこそ、そのような報道を流すのです。

情報を受けとった側が、この発言は、「どんな会合」で「どのような話しの流れ」で、「全体の主旨は何なのか」と正しく判断するようになることが、重要です。

そうすれば、マスメディアも安易に切り取った『失言』でイメージ操作しようと考えなくなるでしょう。

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政権批判のための『失言』への攻勢

もう一つの問題は、マスメディアを利用(共闘?)する野党の存在です。

政権を倒して、自分達が新しい政権を担おうとすることは、政治家・政党として当然のことです。

政権の政策を批判し、その代案を示して、国民からの支持を上げて選挙で党勢を拡大できれば、、政権ダッシュも可能となります。

しかし、今の野党がやっていることは、倒閣だけが目的としか、私には感じられません。

与野党ともに、『失言』とはいえない失言を攻撃して、結果として国民の政治不信が増すというレベルの低い戦いは、もう止めにしてもらいたいです。

 

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最後に名演説を一つ

麻生太郎議員の『失言』を取り上げてきましたが、最後に名演説といえる挨拶を紹介します。

これは2007年、麻生太郎議員が第一次安倍内閣で外務大臣だった時、「まんが甲子園」での挨拶です。

「白球を追うばかりが甲子園ではありません。指先が痛くなるまでペンを握りしめ、白々と夜が明けるまで机にかじりつくのだって、君たちの青春、勝負だろうと思います。」

「君たちの前に、偉大な先人の独創があった。 その前には紙芝居という、これも日本の発明がありました。」

「伝統はえんえんとさかのぼり、かの「鳥獣戯画」までいくのであります。 その伝統の最先端に、君たちがいま、栄冠かけて競い合おうとしている。」

「漫画はいま、世界の人々が夢を紡ぎ、愛を語り、怒りをぶつけるメディアになったのです。 そしてその誕生の地、日本の、最も熾烈な戦いの場に今君たちは出動しようとしている。」

「君たちのような存在が、世界中の若者からどれほど羨望のまなざしで見られているか。 ぜひそれを知っていてほしい。」

「最高峰のフィールドに、君たちは立っている。 まんが甲子園の選手諸君。 ストーリーをとことん練れ。線に目一杯命を賭けろ。」

「君たちの作品を、雑誌で読める日を待っています。」

 【第16回 まんが甲子園 麻生大臣挨拶(外務省)】

 

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