二重国籍と大坂なおみ 世界で二重国籍を認めている国はある?

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米国でおこなわれたテニスの全米オープンで、見事にセリーナ・ ウィリアムズを破って、大坂なおみ選手が優勝しました。

大坂なおみ選手は、母親が日本人、父親がパナマ系米国人で、3歳の時に日本から米国に移住したため、日本語がほとんど話せません。

現時点で、大坂なおみ選手の国籍は日本と米国にあり、今はいわゆる二重国籍状態です。

 

日本では、二重国籍に対して法律的に、どのように対処しているのでしょうか。

また、世界で二重国籍を認めている国の状況を、確認してみたいと思います。

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日本での二重国籍

日本では、二重国籍が認められています。

ただし、ある年齢までに、どちらかの国籍を選択しなければなりません。

国籍法

[国籍の選択]

第十四条 

外国の国籍を有する日本国民は、外国及び日本の国籍を有することとなつた時が二十歳に達する以前であるときは二十二歳に達するまでに、その時が二十歳に達した後であるときはその時から二年以内に、いずれかの国籍を選択しなければならない。

2 日本の国籍の選択は、外国の国籍を離脱することによるほかは、戸籍法の定めるところにより、日本の国籍を選択し、かつ、外国の国籍を放棄する旨の宣言(以下「選択の宣言」という。)をすることによつてする。

日本の国籍法によれば、大坂なおみ選手は、22歳に達するまでに日本国籍か米国国籍か、選択しなければならないことになります。

大坂なおみ選手は、1997年10月16日生まれなので、あと一年ちょっとの猶予期間です。

 

政治家の二重国籍問題

二重国籍というと記憶に新しいのが、元民進党代表で現在は立憲民主党の副代表である蓮舫議員の騒動です。

蓮舫議員は、2016年の民進党代表選挙の時に、二重国籍の可能性があることを、八幡和郎氏(元通産官僚)によって指摘されました。

その際、蓮舫議員は、「生まれながらの日本人」だとか「父親が手続きをして、18歳で帰化した」など説明していましたが、現実にはその時点で二重国籍のままだったことが判明します。

蓮舫議員は、結局二重国籍を解消すべく、手続きを取ることになりました。

 

この二重国籍問題は、自民党の小野田紀美議員(日本籍・米国籍)にも飛び火しました。

この二人が対照的だったのは、二重国籍問題解消に対する報告の仕方でした。

小野田紀美議員は、フェイスブックに『アメリカ国籍喪失証明書』の原本を添付したり、戸籍謄本を公開しました。

 

それに対して蓮舫議員は、個人情報という理由から戸籍謄本をなかなか開示しませんでした。

その後、民進党代表という立場で内外からの圧力から、戸籍謄本開示に踏み切りますが、それは正に“仕方なく”という感じでした。

しきりに言い訳に終始した蓮舫議員と、「ルーツや差別の話なんか誰もしていない」「合法か違法かの話です」と、即座に問題に対処した小野田紀美議員のどちらを信頼するかは、言わずもがなです。

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世界の二重国籍の状況

先ほど書いたように、日本では二重国籍は、22歳に達するまで(例外的に24歳になるまで)認められていますが、世界の国々では国籍に対してどのような対応がなされているのでしょうか。

 

ヨーロッパの国々では、比較的二重国籍を認めている国が多いようです。

また、米国も二重国籍を認めています。

在日米国大使館・領事館

米国の最高裁判所は、二重国籍を“法律上認められている資格”であり、“二カ国での国民の権利を得、責任を負うことになる”と述べています。

成人したらどちらかの国籍を選択しなければならないという特別な決まりを設けていません。

米国政府は二重国籍の存在を認め、アメリカ人が他の国籍を持つ事を認めてはいますが、その事が原因となって問題が生じることがあるので、方針としては二重国籍を支持していません。

世界各国の国籍法は、血統主義と生地主義に大別できます。

米国は、生地主義をとっています。

 

血統主義というのは、親がその国の国籍を有していれば、その国の内外で生まれたかを問わずに、子供にも親と同じ国籍を与えるものです。

また生地主義というのは、その国で出生した子供に対して、親の国籍を問わずに当該国の国籍を与えるものです。

 

日本は父母両系血統主義を採用しています。

これは、父親または母親のいずれか一方が自国民であれば子供に自国の国籍を与えるというものです。

例えば、日本国籍を持つ夫婦が米国で子供を出産した場合、生まれた子供は日本国籍と米国国籍を持つことになります。

 

大坂なおみ選手は現在、日本テニス協会から東京オリンピックの強化選手に選ばれています。

今後ますます、世界的な活躍をしていくであろう大坂なおみ選手です。

その活躍に比例して、どちらの国籍を選択していくのかという問題も、クローズアップされていくでしょう。

 

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