
柔道家・古賀稔彦
古賀稔彦(としひこ)といえば、“平成の三四郎” としてあまりにも有名です。
若い世代にとっては、どれ程の知名度なのかわかりませんが。
古賀の得意技の一本背負投は、その切れ味は超一級品で、観戦している者に爽快感を味わわせてくれました。
古賀稔彦の柔道ハイライトの7分程の動画がありますが、古賀の技を警戒して、完全に腰を引いている相手に対しても、一本背負いを決めています。
4:00頃の小内巻き込みは、古賀の一本背負いを極度に警戒している相手には、心地よく決まりましたが、改正された現在のルールでは、禁止技として反則負けになってしまいます。
帯より下への手や腕による直接の攻撃が禁止された為です。
話がちょっと横道にそれますが、昨年、乃木大将の祥月命日の9月13日に乃木神社に行った時に、『有名人絵灯籠』がありました。その中に、古賀稔彦の作品を見つけました。
乃木希典大将を尊敬する私にとって、平成の三四郎が乃木神社に関わってくれていることが、ちょっと嬉しかったです。
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古賀二人の息子
1992年バルセロナオリンピックの金メダリストとして一時代を築いた古賀も現在は、47歳です。古賀には二人の息子がいます。長男の颯人(高校2年)と次男の玄暉(高校1年)です。
今回行われた全国高校選手権大会で、古賀颯人(はやと)は、73キロ級で準優勝に、古賀玄暉(げんき)は、60キロ級で見事優勝に輝きました。
長男の古賀颯人は昨年に続いての準優勝ということで、悔しさもあると思います。 昨年の決勝は、超高校生といわれる阿部一二三との対戦でした。
第36回全国高等学校柔道選手権大会 73キロ級決勝
弟の玄暉のスタイルの方が、お父さんの稔彦に似ているような気がします。
第37回全国高等学校柔道選手権大会 60キロ級決勝 古賀玄暉
それでも兄弟そろっての活躍は見事なものです。俄然、東京オリンピックでの兄弟の勇姿が期待されます。
これからの練習量・質が問われてくると思いますので、兄弟、切磋琢磨して上を目指してほしいです。
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