
久しぶりに鈴木宗男氏のニュースが出ていました。
【産経新聞 2017.4.29】
受託収賄罪などで実刑判決が確定していた政治団体「新党大地」の鈴木宗男代表の公民権停止が29日、解除された。 鈴木氏は同日、札幌市内で自身が主催するパーティーを開き、次期衆院選への出馬に意欲を示した。
鈴木宗男氏の公民権停止が解除されたということです。そもそも『公民権』とはどういったものなのでしょうか?
公民権停止とは
『公民権』とは、公民としての権利のことです。
一般に、選挙権・被選挙権の行使のことを指していますので、公民権停止とは要するに、選挙に立候補したり、投票したりすることができなくなります。
更に公民権停止の適用によって、選挙運動も禁止されることになります。
ではどういった人が公民権停止になり、その期間はどれくらいでしょうか?
○実刑に処せられて刑期満了になっていない者
○公職にある間に犯した収賄罪又は斡旋利得罪で刑の執行猶予中の者
○選挙違反により禁錮以上の刑で執行猶予中の者
○政治資金規正法違反により罰金又は禁錮以上の刑に処せられて刑期満了から5年経過しない者
これらが主な内容です。
鈴木宗男が公民権停止になった理由
鈴木宗男はなぜ公民権停止になったのでしょうか?
彼は衆院議員だった平成2010年に懲役2年の実刑判決を受けました。 受託収賄罪や政治資金規正法違反での容疑でした。
北海道開発庁長官を務めていた時に、公共事業への入札に絡んだ収賄が問題になったのです。
2010年に収監され、1年間の服役後、2011年12月に仮釈放されました。 その後、刑期満了から5年間を経て、今年の4月29日で公民権停止が解除されました。
今後の活動は?
産経新聞によると鈴木宗男は、
「私にはやり残したことがある。北方領土問題の解決だ。選挙がいつあるかわからないが、その時期が来たら、皆さんの理解と支援をいただけるよう最善判断をしたい」
とパーティーの席で発言しているようです。
この発言からは、次回の選挙に出馬する気満々といった感じです。
1948年1月31日生まれの鈴木宗男は、現在69歳になります。 年齢的にはまだまだ国会議員を続けられる年齢ですので、ほぼ間違いなく立候補してくるでしょう。