元号改正までのスケジュール確認と改正時の社会への影響について

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2019年となり、いよいよ4月30日には今上陛下の退位、5月1日には皇太子殿下の新天皇陛下即位がなされます。

それにともない、元号も平成から新元号に変わります。

ネット上では、新元号の予想をしているサイトが多数見受けられます。

これは、当たる当たらないというより、予想する過程が面白いという類いの話しではないかと思います。

 

今回は、4月・5月にひかえた天皇陛下退位・即位の内容と、新元号への改正の社会的な影響について、みてみましょう。

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退位と即位

まず、今回の天皇陛下の退位・即位が決定にいたる一連の流れを確認しておきます。

今上陛下が2016年8月8日に、国民向けに発した『おことば』がことの発端でした。

 

宮内庁のHPには、「象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば」として、動画と書き起こし文が載っています。 天皇陛下のおことば

おことばのいくつかの箇所を抜粋します。

「社会の高齢化が進む中、天皇もまた高齢となった場合、どのような在り方が望ましいか、天皇という立場上、現行の皇室制度に具体的に触れることは控えながら、私が個人として、これまでに考えて来たことを話したいと思います。」

「2度の外科手術を受け、加えて高齢による体力の低下を覚えるようになった頃から、これから先、従来のように重い務めを果たすことが困難になった場合、どのように身を処していくことが、国にとり国民にとり、また私のあとを歩む皇族にとり良いことであるかにつき、考えるようになりました。」

この『おことば』を重く受け止めた安倍政権では、『天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議』の開催を決定し、第1回の会議を10月17日に開きました。

その後、翌年2017年4月21日までの半年間に14回の会議が開かれます。

 

そして、その年の通常国会で議論がなされ、『天皇の退位等に関する皇室典範特例法』が制定されるにいたります。

【天皇の退位等に関する皇室典範特例法】

第二条 天皇は、この法律の施行の日限り、退位し、皇嗣が、直ちに即位する。

この特例法に則って、その年の12月13日に安倍首相は、施行期日を定める政令を公布し、平成31年(2019年)4月30日に今上陛下が退位されるということが決定しました。

退位された天皇陛下はその後、上皇となられ、現在の皇后陛下も上皇后となられます。

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新元号

5月1日からは平成に代わって、新しい元号が始まります。

一代前の昭和天皇が崩御されたのは、1989年1月7日です。87歳でした。

 

その日に『元号に関する有識者会議』すぐに開かれ、内閣による臨時閣議をへて、元号『平成』が決定します。

当時の竹下登政権の小渕内閣官房長官が、「新しい元号は『平成』であります」と発表、崩御の翌日1月8日から平成が始まりました。

今回は、1ヵ月前の4月1日に、新元号を発表すると報道されています。

【日本経済新聞 2019.1.1】

安倍晋三首相は5月1日の皇太子さまの新天皇即位に伴う改元に関し、新しい元号を即位1カ月前の4月1日に公表する方針を固めた。同日に閣議決定後、速やかに公表する。

元号は、どうやって決めるのでしょうか?

 

先ほど『平成』の元号を小渕官房長官(当時)が発表したと書きました。

それは、元号法にこう書かれているからです。

元号法

1 元号は、政令で定める。

2 元号は、皇位の継承があつた場合に限り改める。

政令とは、 “ 内閣が制定する命令 ”のことです。

有識者の意見を参考にして、最終的には内閣が元号を決めるということになります。

では、どんな点を重要視して元号を絞り込んでいくのでしょうか。

1979年に大平内閣で、「元号選定手続について」という要領をまとめました。

その抜粋です。

ア 国民の理想としてふさわしいようなよい意味を持つものであること。

イ 漢字2字であること。

ウ 書きやすいこと。

エ 読みやすいこと。

オ これまでに元号又はおくり名として用いられたものでないこと。

カ 俗用されているものでないこと。

  ※原文はコチラ→「元号選定手続について

有識者から集められたいくつかの元号の候補名を、最終的には全閣僚会議において協議し、元号を決定します。

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社会への影響

前回と違い、今回は譲位というかたちで天皇陛下の代が替わりますので、あらかじめその準備をしておくことができます。

社会への影響といっても、平成から新しい元号への切り替えが必要なくらいで、大きな混乱があるというものでもありません。

 

それでも、紙幣や貨幣、印刷物など元号を使用する物のすべては替える必要がありますので、印刷関連業界にとっては特需といえます。

また、官公庁や金融機関などの元号で管理や表示を行っている組織は、コンピューターシステムの改修も必要です。

 

別の面で気をつけたいのが、社会や行政で何かしらの変更が行われる時に発生する詐欺行為です。

役所や銀行などを名のって、「元号変更にともなって手続きが必要です」という切り口で、詐欺を行うやからが必ず現れます。

特に年配者は注意してもらいたいと思います。

 

いずれにしても、私達の一生のうちで、天皇陛下の代替わりを何回も経験するわけではないので、厳粛にかつ祝賀の思いで迎えたいものです。

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