スリランカの治安状況は?  宗教対立で問題の長期化が心配

Sponsored Link

スリランカで爆破テロ事件がおこり、200人をこえる人達が亡くなっています。

人の生命を簡単に奪ってしまう無差別テロを、絶対に許してはいけません。

あまり身近ではない国家ですが、スリランカで今、何がおこっているのでしょうか。

【NHKNEWS WEB 2019.4.22】
スリランカの最大都市、コロンボを中心に、ホテルとキリスト教の教会で起きた同時爆破テロ事件では、これまでに200人余りが死亡しました。 

捜査当局は、いずれも自爆テロだったことを明らかにし、犯行グループの解明を進めています。 また複数の日本人が巻き込まれたという情報があり現地の日本大使館が確認作業を進めています。

スリランカについて

スリランカは共和制の国で、正式名称は、スリランカ民主社会主義共和国です。

人口は、およそ2,103万人(2016年現在)、国土面積は6万5,607平方キロメートル(北海道の約0.8倍)の国家です。
インド南部の南東に位置した島で、地政学上、歴史的・文化的に隣国インドと関係が深く、良好な関係を保っています。

外務省のHPを見ると、スリランカの人種や宗教構成が記載されていますので、以下に記します。

 シンハラ人  74.9% 
 タミル人  15.3%
 スリランカ・ムーア人     9.3%

 

 仏教徒       70.1%  
 ヒンドゥ教徒     12.6%
 イスラム教徒      9.7%
 キリスト教徒     7.6%

Sponsored Link

スリランカ内戦

スリランカでは,1980年代に少数派のタミル人が、北・東部の分離独立を掲げて反政府活動を展開しました。

「タミル・イーラム解放の虎(LTTE)」と称して武装し、政府との間で内戦状態が四半世紀以上続きました。

その内戦状態は、2009年5月に政府軍がLTTEを制圧することで、やっと終結することになります。

 

最近の新聞記事です。

【毎日新聞 2019.4.21】
近年は仏教過激派が台頭し、イスラム教徒やキリスト教徒などの少数派とあつれきを生んでいる。 昨年3月、仏教徒とイスラム教徒との宗教対立が高まり、非常事態宣言が出された。

事件の発端は東部アンパラでの「イスラム教徒の飲食店が提供する料理に不妊薬が混じっている」とのうわさだった。 これを機に仏教徒がイスラム教徒やモスク(イスラム教礼拝所)を襲撃するなどし、更に他都市にも広がった。
一連の暴動では仏教至上主義者ら約300人が逮捕された。
インドを活動拠点とするイスラム過激派や、多数の若者がISに加わったとされる隣国モルディブから過激派が流入しているとの見方もあり、地元ジャーナリストは「宗教対立が激化しやすい土壌は広がっている」と指摘する。

毎日新聞の記事が伝えるように、今回の同時爆破テロ事件は、起こるべくしておこったという感じです。

Sponsored Link

現在の治安状況

同時爆破テロがおこったスリランカへ、これから旅行計画を立てる人はいないと思いますが、まもなくゴールデンウイークを迎えるにあたって、スリランカへの観光を予定している人はいるはずです。

【産経新聞 2019.4.22】
大手旅行会社JTBは21日夜までにツアー客全員の無事を確認した。10連休のツアーをどう催行するかは、外務省からの情報を収集した上で、社内で検討、調整するとしている。

スリランカ旅行を手配するヤートラ・トラベルズの日本事務所(東京)は、約100人から10連休中の依頼を受けていたが、テロのために数人からキャンセルの連絡があった。 テロのあったホテルやレストランは日本人の利用者も多いといい、担当者は「旅行客の安全を優先し、旅程の変更も視野に入れている」と話した。

観光地としてのスリランカは、豊かな自然に恵まれ、古い遺跡や寺院をはじめ仏教の聖地も多く存在します。

日本人の観光客も年々増加し、昨年2018年には、5万人弱の日本人がスリランカを訪れています。

 

現在外務省では、スリランカへの入国に対して、どのような方針を示しているのでしょうか。

外務省 海外安全ホームページ

【スリランカにおける同時爆発に伴う注意喚起】(2019年4月22日)
現下の不安定な情勢を踏まえ、事案発生場所の周辺には近づかないことはもちろんのこと、当面の間不要不急の外出を控えてください。また、当面の間同国への不要不急の渡航は控えるようにしてください。

現在は、上記のようなレベルでの注意喚起にとどめています。

 

宗教間・民族間の争いは恨みが恨みを増幅させ、簡単には収拾がつかないでしょう。

 

【関連記事】⇒『覇権国家・中国がスリランカで行おうとしていること

Sponsored Link

SNSでもご購読できます。

関連コンテンツ

コメントを残す

*