閣僚をやめた桜田議員の発言をなぜ取り上げたのか? 全文を探してみた

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桜田義孝議員が五輪相を辞任したのは、2019年4月10日のことです。

辞任の理由は、岩手県出身の高橋比奈子衆院議員のパーティーの挨拶で「復興以上に大事なのは高橋さんだ」と発言したことでした。

桜田義孝大臣(当時)は、国会答弁での失言や言い間違いを再三指摘され、また国会以外での発言を問題視され、最後は安倍首相もかばいきれず辞任という結果でした。

 

閣僚を辞めた桜田義孝議員の発言が、なぜまた注目されたのか、ちょっとその意味を考えてみたいと思います。

子供三人報道

報道記事は、以下の通りです。

【産経新聞 2019.5.29】

自民党の桜田義孝前五輪相は29日、千葉市で開かれた同党議員の政治資金パーティーで、「結婚しなくていいという女の人が増えている。お子さん、お孫さんには子供を最低3人くらい産むようにお願いしてもらいたい」と述べた。

桜田氏は産経新聞の取材に「少子化対策の一環として発言した。子供を持つ幸せを享受してもらいたいと心から思った。子育てしやすい環境をつくることが大事だと言いたかった」と強調。同時に「それを押し付けるつもりも、だれかを傷付けるつもりもなかった」と語った。

まず重要なのは、どのような文脈の中での発言だったかという点ですので、発言の全文があれば、確認することが必要です。

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池江選挙への発言

特に桜田義孝議員の場合、五輪相の時、白血病を公表した池江璃花子選手に対する発言で、最初相当なバッシングを受けました。

ところが、その発言の全文が表に出ると、批判のトーンが変わってきました。

ニュースで取り上げられたのは、「期待している選手なので、がっかりしている」「盛り上がりが若干、下火にならないか心配」という言葉でした。

この言葉だけですと、池江璃花子選手の病状はさておき、オリンピックの成功だけを考えている印象を受けます。

それに対して、インタビューに応えた桜田議員の全体の発言は、以下の通りです。

「びっくりした。病気のことなので、早く治療に専念していただいて、一日も早く元気な姿になって戻ってもらいたいというのが、私の率直な気持ちだ。金メダル候補で、日本が本当に期待している選手なので、がっかりしている。早く治療に専念して頑張ってもらいたい。

また、元気な姿を見たい。日本が誇るべきスポーツ選手だ。最近水泳が盛り上がっていて、オリンピック担当相としては、オリンピックで水泳に期待している部分もある。1人リードする選手がいると、みんなつられて全体が盛り上がるので、その盛り上がりが若干、下火にならないか心配している」

多少言葉のチョイスが気になりますが、全体としては特に問題視する発言ではありません。

 

桜田発言批判

この“子供を最低三人”発言に対して、目くじら(あくまで印象)を立てたのが、このところ誰かの批判でなければ、ほとんど取り上げてもらえない立憲民主党の蓮舫議員です。

【朝日新聞DIGITAL 2019.5.30】

立憲民主党・蓮舫副代表(発言録)

「最低な発言だ。参議院の本会議で、マタニティーハラスメントも含めた、ハラスメントをしてはならないという法律が通った直後ですから、この人は立法府の一員という意識もないということも明らかになった。」

「(桜田氏のような)発想にどれだけの女性が、家とか嫁とかでプレッシャーを受けてきたか。こんな古い発想をいまだに持っている方が、大臣をやっていたこと自体が、私にはもう驚きでしかない。国会議員として恥だと思う。」

上記のように、“国会議員として恥”とまで言い切っています。

 

ツイートでも蓮舫議員は、「だめだ。」と嘆いて見せています。

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自民党へのマイナスイメージ

すでに大臣を辞任した桜田義孝議員の発言が、なぜニュースとして取り上げられたのでしょうか。

これはもう、国政選挙が近いからとしか、考えられません。

安倍政権に直接関係なくても、与党である自民党に少しでも悪いイメージを付けることができれば、何でも良いのです。

発言の全文は今のところ表に出てきていませんので、簡単に批評はしたくありませんが、今のご時世、配慮を欠いた桜田発言であったことは、間違いないと思います。

政治家として、場所と時代をわきまえない発言は、政治への不審を生み出します。

 

しかし、蓮舫議員が大げさに嘆いてみせるほど、常軌を逸した発言かと問われれば、そうではないでしょう。

1949年12月20日生まれで、69歳の桜田義孝議員の世代であれば、そこまで責められるほど悪意がある言葉ではありません。

結局、桜田義孝議員の発言がどうのこうのというよりも、自民党に少しでも悪い印象を与える話題であれば、何でもいいのです。

それだけ、安倍政権に対して、野党の打つ手がないという裏返しでもあります。

いずれにしても、政治家は言葉に注意しなければなりません。
今やどんな会合にも、失言待ちのテープレコーダー持参の輩がいることを知るべきです。

一言一句をあげつらって政治家批判をする、世知辛い世の中になったものです。

 

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