
オスプレイを導入した場合のメリットについて考えていきたいと思います。
『オスプレイの事故率は高いのか?』の記事で、危険性についてはある程度、理解できました。
『MV-22』の危険性は少なく、『CV-22』は多少の危険性はありますが、今後更に飛行時間を増やしていく中で、改善が見込めると予想できます。
オスプレイ導入のデメリット
では、メディアやデモ行進をする人達が、オスプレイ導入に強行に反対する理由、デメリットは他に何かあるのでしょうか。
検索サイトで、“ オスプレイ デメリット ” で検索してみました。 1~2ページの20記事くらいを見た結果は、結局指摘しているデメリットの中心は安全性でした。
「構造的な問題があって まだ未完成な機体である」との指摘も。 ただ、その記事では、“未完成機体”の具体的内容は書いてありませんでした。
“危険度0%” “安全性100%”は、この世の中には存在しません。
他には、「金額が高い」。 たしかにデメリットかもしれませんが、その金額以上の性能があれば、適材適所でオスプレイを配備すれば良いだけのことです。
オスプレイ導入のメリット
では、オスプレイの性能と、それを導入するメリットについて、並行して見ていきましょう。
オスプレイは、ヘリコプターの垂直離着陸機能と、固定翼機の長所である飛行の速さや長い距離を飛ぶことができる両者の利点を併せ持った航空機です。
現在配備されているヘリコプター『CH-46』と比較したものが、以下になります。
注目すべきは、行動半径と最大速力でしょう。
『CH-46』が、行動半径140㎞に対して、オスプレイ『MV-22』は何と、600㎞です。 しかも『MV-22』は、空中給油が可能ですので、それを1回行えば、1100㎞も飛ぶことができます。
沖縄から飛び立てば台湾全土はもちろん、北の韓国ソウル、西の上海まで飛んで行けます。
更に驚くべきことは、その速度です。
『CH-46』の速度が、270㎞/hに対して、『MV-22』は、520㎞/hと、その速さは約2倍に達します。災害救援・人道支援活動や離島防衛に、その力を発揮するであろうことは、素人でもわかります。
実際、2013年11月フィリピンを襲った超大型台風の大災害の時に、普天間基地から飛び立った米軍のオスプレイが、活躍しています。同様に、2015年4月のネパール地震の際にも、米軍は普天間基地からオスプレイ4機を派遣しました。
『CH-46』と比べて、行動半径が約4倍で、速さも約2倍、更に貨物の搭載量は約3倍。これほど利点があれば、使う方にとっては言う事はないでしょう。
石垣市に所属する尖閣諸島にも、わずかな土地の整備でオスプレイは離着陸できますので、利用価値も充分です。
敵対国の脅威・オスプレイ
逆に、日本と敵対もしくは利益がぶつかる関係の国にとっては、日本のオスプレイ導入を阻止したいはずです。 メリットに目をつぶり、デメリットを殊更強調するということは、そういった国の代弁者となっていることだと知る必要があります。
今回調べた結果、私の現状での認識は、デメリットよりメリットの方が数倍あるという事で、とりあえず落ち着きました。
今後も、オスプレイの動向には注視していきたいと思います。
【関連記事】⇒『オスプレイの事故率は高いのか?』
検索サイトなどで オスプレイ メリット など 肯定的な検索用語を多く出るようにしたいものですね。
オスプレイを嫌う報道をする背景には俗に言う「特定アジア」の事情が絡んでいるようですね。私たち日本人は日本のマスコミにだまされてはなりませんね。そのためには「自分もだまされているかもしれない」という認識を常に持っておきたいです。
おっしゃる通り「自分もだまされているかもしれない」という認識は必要ですね。
自分達の論を正当化するために、都合のよい情報だけを吹聴する人や組織が、右左(イデオロギー)関係なく存在しています。
いつも謙虚に反対の意見にも耳を傾け、事実や真実を知る努力をしていきたいと思います。