
「この頃、ポッコリとお腹が目立ってきたような…」
風呂に入る前に、鏡にうつった自分の姿を見て、そんな思いになっていませんか?
食べ過ぎ? 飲み過ぎ? それとも病気!?
ぽっこりお腹の原因は何なのか、この機会に調べてみましょう。
ぽっこりお腹の原因
基礎代謝量の低下
ぽっこりと出たお腹は、単なる食べ過ぎでしょうか?
「若い頃と、食事の量も内容もあまり変わっていないけど」
そう思ったあなた、それが原因の可能性大です。
人は、年齢を重ねるごとに、基礎代謝量が減っていきます。
何もせずにじっとしていても、人は生命活動を維持するために、自動的にエネルギーを消費しています。 これが基礎代謝量です。
加齢とともに、消費するカロリーが年々減ってきているのにもかかわらず、食べる量や質が変わらないということは、身体の中に余計なカロリーをため込んでいることになってしまいます。
本人は食べすぎではないと思っていても、結果的に内臓の周りに脂肪がつき、ぽっこりお腹になってしまうのです。
カシオ計算機株式会社のサイト内で、基礎代謝量を計算できます。
一度計算してみるのもおもしろいかと思います。⇒ <基礎代謝量の計算>
では食べ過ぎ以外で、他に原因は何が考えられるでしょうか。
内臓下垂
ぽっこりお腹は、「内臓下垂」が原因ということもありえます。
これは読んで字のごとくなのですが、内臓が本来の位置より下がってしまう状態のことです。
ただこの内臓下垂は、比較的女性に多いのが特徴です。 それは、骨盤のゆるみや筋力低下が大きな要素だからです。
ぽっこりお腹 病気の可能性は?
「このポッコリとしたお腹、もしかして何かの病気?」
そんな心配が頭をもたげてしまうかもしれません。
女性の場合は、下腹部に子宮や卵巣があるので、その部分に病気があったりすると、下腹部がぽっこり出てくることもあります。
例えば、卵巣がんや子宮筋腫などです。
これらの場合は下腹部のはりや強い生理痛などの症状がともなうので、早めに病院での受診が必要です。
ぽっこりお腹の原因には、肝硬変、大腸ガンなどの可能性もありますが、その場合他の症状がでる可能性があるので、ちょっと身体に異変を感じたらやはり病院にいってみましょう。
男性の場合、ぽっこりお腹の原因は、内臓脂肪や皮下脂肪によるところが大きいです。
直接の病気ではないかもしれませんが、余分な脂肪をため込んでいる表れですので、東洋医学でいうところの『未病』といえます。
『未病』とは、病気としての症状は出ていないけれども、病気に向かいつつある状態のことです。
ぽっこりお腹は、身体の黄色信号と受け止め、ぽっこりの解消に努めて下さい。
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