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2020年の東京都都知事選挙が、6月18日に告示されました。
各候補者陣営が、必死で選挙活動する中、「こんなことが許されるのか!」という報道がされています。
この見出しをみて、人はどう思うでしょうか?
『「都知事にふさわしいのは」小池氏51%、宇都宮氏10%』(毎日新聞)
「やっぱり小池さんが人気あるわよねぇ」
「ワンフレーズで言葉は軽いけれど、小池さんに決めようかしら」
そういう人がいないとは否定できないでしょう。
この見出しは、毎日新聞と社会調査研究センターが、6月20日に全国世論調査した際の回答の一部ということで、報道されています。
まっとうな世論調査であれば、問題はありません。
でもこの世論調査は、全国民を対象にして聞いている調査なのです。
東京都の知事を決める選挙の話題を、全国民に聞いてどうするのでしょうか。そして大々的な扇動見出しをつけて報道する。
質問内容は以下の通りです。
「あなたが東京都知事にふさわしいと思う人を選んでください。」(回答は%)
全体 | 男性 | 女性 | |
小池百合子 | 51 | 46 | 60 |
宇都宮健児 | 10 | 10 | 10 |
小野泰輔 | 7 | 8 | 5 |
山本太郎 | 8 | 10 | 4 |
立花孝志 | 2 | 3 | 0 |
その他の人 | 8 | 10 | 5 |
関心がない | 14 | 13 | 14 |
毎日新聞では、<調査の方法>として末尾の方で、「あくまで全国調査の結果であり、都知事選の情勢には直結しない。」と書いて、責任逃れはしています。
しかも毎日新聞は、あれだけ見出しタイトルを大々的に報道しているにもかかわらず、その質問と回答を一般の人がすぐ確認できるように、公表していません。
ためしに、『毎日新聞 都知事選 世論調査 質問内容』で検索してみて下さい。すると、トップにはこの記事がでます。
金を払えということです。
マスメディアは公平を装って、世論誘導してきます。
先日の共同通信のフェイクニュースも酷かったですが、こんな報道をしているようでは、毎日新聞も未来はないですね。