東京都に硫黄島(いおうとう)という島があります。
「硫黄島には観光で行けるの?」というネットの書きこみがあったので、調べてみました。
硫黄島での戦い
硫黄島といえば、第二次世界大戦末期の1945年2月19日から3月26日にかけて、米軍との激しい戦いが繰り広げられた島です。 日本軍の戦死者は2万名を超えました。 続きを読む
東京都に硫黄島(いおうとう)という島があります。
「硫黄島には観光で行けるの?」というネットの書きこみがあったので、調べてみました。
硫黄島といえば、第二次世界大戦末期の1945年2月19日から3月26日にかけて、米軍との激しい戦いが繰り広げられた島です。 日本軍の戦死者は2万名を超えました。 続きを読む
藤岡弘、さんに「武道の達人ですか?」と聞けば、間違いなく「達人ではない」と答えるでしょう。
たぶん達人かどうか論じることは、あまり意味がないことのように思います。
藤岡弘、さんは、武道の目的として、
「武道は人格を究め形成する事が目的であり、スポーツではない。
勝って栄光を得たとしても、それを我がものとせず世の為、人の為に返さなくては。これが武道の教えだ。」
と語っています。
この藤岡さんの言葉を借りれば、「人格を究め形成した人が達人」でしょう。
人格を究めた人が、「私は人格を究めました」というはずはないのです。
とはいえ、藤岡弘、さんは、今までにどんな武道を経験されているのでしょうか?
雑誌などで紹介されている経歴によると、
空手初段、居合道初段、柔道三段、抜刀道四段、小太刀護身道四段、刀道七段(教士)とあります。
幼い頃に、警察の柔道師範をしていた父親から、総合武術を習い、武道への道に足を踏み入れます。
それは藤岡流武術といい、父親からは、「人に見せるな、教えるな、商いにするな」と厳しく言われたそうです。
それと同時に、「流派などは拘るな、とにかく師について、あらゆる武道を学びなさい、いろんなものを吸収しなさい」とも教えられます。
それが故に、上記で紹介したような多彩な武道の段位を取得しているのでしょう。
藤岡弘、さんは、子供の頃は、とても身体が弱くて、ある時は肺炎で死にかけたこともあります。
母親の必死の看病で一命は取り留めました。
御年70歳にして、あの立ち居振る舞いをしている今の藤岡さんからは想像もつきません。
2012年3月、熊本城にて、加藤清正に扮した藤岡弘、さんが、抜刀道の演武をおこなっている映像があります。
どうぞ、達人か達人でないかの判断を、あなたの目で確かめて下さい。
【藤岡弘、演武! by熊本城】
前回の記事、『公職選挙法違反の罰則やルールを知っておきたい』で、有権者は「三ない運動」を覚えておきましょうと書きました。
“ 贈らない ”、 “ 求めない ”、 “ 受取らない ” ですね。
今回取り上げる内容は、選挙期間中の電話とメールに関してと、街中で見るポスターのことについて書いてみます。
国会議員選挙、首長選挙、地方議員選挙など選挙のたびに、法律に違反した候補者や支援者が逮捕されるニュースがでてきます。 これは、公職選挙法に基づいて逮捕・起訴された結果です。 続きを読む
高速道路の最高速度が見直しされます。
高速道路を走行していると、「この区間は、制限速度100km/hでなくてもいいでしょ」と感じることが、誰でもたまにあると思います。
勾配やカーブも緩やかな区間が長く続くような道路であれば、たしかに制限速度を上げてもいいのではないでしょうか。
女性の結婚適齢期と聞くと、ひと昔前までは25歳~28歳くらいをイメージする人が多かったと思います。
実際の女性の平均初婚年齢は、平成26年(2014年)では、29.4歳でした。 年々上昇傾向で、前年に比べても0.1歳高くなっています。
先日、カフェインの過剰摂取で、九州の20代の男性が中毒死したニュースは、かなりインパクトがありました。
「一日にどれだけコーヒー飲んでたの?」
「カフェインを、どんな取り方してたんだ?」
「私、けっこうコーヒー飲むんだけど大丈夫?」
そんな思いを多くの人が持ったと思います。
前回、日本の米軍基地の割合のことが書かれていた著書『誰も語れなかった沖縄の真実』(惠 隆之介 著)から、よく語られている沖縄の基地負担率について記事にしました。
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その後、何気なくネットサーフィンする中で、Yahoo知恵袋を見ると、興味深い回答がありました。「沖縄県の米軍基地の負担率74%は嘘なの?」という質問に対するokinawazindesu2さんの回答です。
okinawazindesu2さんが回答している内容に対して、確認しなければという氣持ちになり、防衛省のHPを見てみました。 【在日米軍施設・区域の状況】
前回の記事の中に、「では、なぜこの“75%”という数字を出す必要があるのか?“沖縄県の負担がいかに大きいかを表すため”以外に考えられません。」と書きましたが、訂正しないといけません。
てっきり米軍基地反対派が作り上げた数字だと思いこんでいましたが、そうではなく、防衛省が発表している数字と知りました。失礼しました。
そして、もう一つの数値の米軍専用施設の『専用』を除いた割合については、以下に載っています。
【在日米軍施設・区域別一覧(平成28年3月31日現在)】
日本全体の在日米軍施設面積は、1,024,401千㎡、沖縄県全体の在日米軍施設面積は、229,921千㎡です。単純に割合をだしてみると、22.4%になります。
ただ、この数値だけで、沖縄の米軍基地負担率は、日本全体の22.4%と見るのは早計です。okinawazindesu2さんが指摘しているように、個別の施設がどういう施設かという問題があるからです。
【在日米軍施設・区域別一覧】の下記の方の『注1』に、「括弧書きの施設・区域名については、日米地位協定第2条第4項(b)に基づき、米軍が一定の期間を限って使用している施設及び区域を示す」とあります。
要するに、米軍がわずかな期間だけ使用する基地(演習場・駐屯地)も含んでいるわけです。北海道の基地の多く、というかほとんどがこれに属します。
ですので、「沖縄県より北海道の方が、米軍基地負担率は高い!」という主張は、面積のみで考えたらその通りですが、内容を見てみれば、あまり説得力のある言葉ではありません。
上記の日米地位協定第2条第4項には、米軍が使用しない時は、日本政府が臨時に使用することができる旨が書かれています。
宮城県の王城寺原演習場では、結構頻繁に訓練が行われています。ただ、その規模や米軍なのか自衛隊の訓練なのかについては、素人では分かり兼ねます。
ちなみに、『括弧書きの施設』を取り除いて面積を出してみると、本土は316,017千㎡で、沖縄県は229,667千㎡になります。合計545,684千㎡で割ると、沖縄県の割合は約42%です。
こういった数字をこれ以上出しても意味がないでしょう。『括弧書きの施設』と一括りにしましたが、たぶん其々の施設によって使用のされ方や重要度はまちまちでしょう。
前回の記事の最後に、「数字で人を説得する時には注意が必要ですね。 自戒も含めて。」と記しました。
今回、在日米軍の沖縄県の割合を再度調べてみて思うのは、賛成反対の意見が分かれることに対して、その主張の根拠を、できる限り平等に見極める努力をすることの大切さです。
そして、問題の本質は何かということを、数字で誤魔化されないようにしないといけないということです。在日米軍の例で言えば、沖縄県の負担割合が何%かの数字を論じ合っても発展性がありません。
そもそも世界第三位の経済大国に、これだけ大規模の外国の軍隊が駐留していることは正常なことなのか?
憲法9条第2項(「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」)で国が護れるのか?
現代においても力で支配・領土拡張をする国があることをどう受け止めるのか?
そういった議論なくして、沖縄の基地負担問題は解決しないとあらためて感じました。
【関連記事】『 世界で徴兵制のある国は? 日本の徴兵制の可能性は? 』
コーヒーフレッシュを使いますか?
私は基本的には使いませんが、マクドナルドなどの手軽な金額で飲めるコーヒーの場合には、飲み始めて、冷めてきた後半あたりからコーヒーフレッシュを入れて、味を変えることはあります。
コーヒーフレッシュは本当に危険なのか? そして、身体に良くないとされるトランス脂肪酸とコーヒーフレッシュの関係について、調べてみたいと思います。
2015年8月29日、
40歳になる野村忠宏が柔道選手を引退しました。
本当に凄い選手でした。
ワクワク感を持って観戦できる選手って、なかなかいないです。
1996年、アトランタオリンピックに出場したのが、
22歳の天理大学4年生の時でした。
野村選手は、世界の舞台ではまだ無名にちかく、
この大会での日本男子別階級では、
小川直也、吉田秀彦、古賀稔彦、中村三兄弟(佳央、行成、兼三)と、
世界チャンピョンがズラリと揃い、そうそうたるメンバーでした。
女子では、柔(やわら)ちゃんこと田村亮子選手も出場していました。
無名とはいえ
“ 柔道王国日本 ” の代表という重圧をうけての戦いです。
そんな野村選手が、現役生活を振り返って、
忘れられない試合が、
アトランタオリンピック3回戦のオジェギン(ロシア)戦です。
オジェギン選手は、
前年の1995年世界柔道選手権の60㎏級の金メダリストです。
圧倒的なパワーで、次々に技を繰り出し攻めてくるオジェギン選手。
野村は、2度の「有効」を取られ、
試合後半のオジェギンの背負い投げでは、
何とか腹ばいになり技をしのぎました。
ただ、この辺りくらいから、
オジェギン選手のスタミナがきれ始めます。
焦りも見えますが、果敢に攻める野村選手。
試合の一部ですが、動画をご覧ください。
アトランタオリンピック柔道男子60㎏級3回戦
野村忠宏vsオジェギン
技が速すぎてわからない人のために、
写真でどうぞ。
残り14秒、逆転劇がおこりました。
いえ、勝負への執念と日頃の鍛錬が、
逆転劇を自らおこしたといえます。
野村自身、この時の試合について、
「実戦の中で自分が大きく成長したと実感できたのは、
後にも先にもこの一戦だけだった」
と語っています。
それは、どれだけ厳しい状況におかれても、
諦めず前に出て攻め続けるというテーマを、
試合の中で貫き通せたことだったといいます。
まさに、この戦いから、
オリンピック3連覇という偉業が始まったと言えます。
最後の逆転劇を生み出したスタミナは、
天理大学柔道部の厳しい練習から生み出されました。
柔道には、『乱取り』という試合同様に、
自由に技を掛け合う稽古方法があります。
例えば天理大学では、これを6分×12本行います。
通常1試合は5分ですので、それより長く更に12本行うわけです。
スタミナがつかないわけがありません。
では誰でも世界に通用するように強くなるのか?
野村曰く、
「いつの間にか、強くなる為の練習(乱取り)ではなく、
練習をこなすための練習になってしまう」
あと何分で、あと何本で乱取りが終わると考えながらの練習では、
本当の意味での強さは生まれないということです。
1本1本を試合のごとく念頭において取組んでこそ、
真の強者となれると。
深いですね。
これは、どんなことにも当てはまる人生の教訓です。
オリンピック3連覇達成後は、まさに怪我との戦いでした。
右膝前十字靭帯を断裂、右肩・左膝の相次ぐ手術。
10年前に引退しても、
何ら非難されることはない状況下にありながら続けてきた柔道。
野村忠宏の今までの貴重な経験は、指導者として
これからの日本柔道界に良い影響を与えていってくれるでしょう。
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